SEMINAR
セミナー一覧
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2025年8月7日11:30~12:30
テーマ:教育の情報化対象:小・中・教育委員会
K01
GIGAスクール構想の推進について
現在、我が国においては、ICTの進化やネットワーク化により、経済や社会の在り方、産業構造が急速に変化する大変革期、新しい時代「Society 5.0」が到来する中、ICTを最大限に活用し、第4次産業革命というべき変化を先導していく取組が進められています。こうした中で、文部科学省が進めるGIGAスクール構想の推進に向けた取組等についてご説明させていただきます。
文部科学省 初等中等教育局学校情報基盤・教材課 課長
寺島 史朗
【略歴】
2001年文部科学省入省。
初等中等教育局財務課、大臣官房総務課、研究開発局開発企画課、初等中等教育企画課、宮城県教育委員会出向(教職員課長)、在タイ日本国大使館一等書記官、大臣官房国際課国際戦略企画室長、高等教育局国立大学法人支援課企画官、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、総合教育政策局教育人材政策課企画官、総合教育政策局学力調査室長などを経て現職
2025年8月7日13:30~15:00
テーマ:教育の情報化対象:小・中・教育委員会
K02
3都市教育長が語る 「ネクストGIGAで創る次世代の教育」 
GIGAスクール構想も5年が経過、1人1台端末やクラウド環境といった世界トップクラスのデジタル学習環境の整備が図られてきている。他方、学習具としての端末の日常的活用や自律的な学びへの意識改革、AIや教育データの利活用による指導の個別化や学習の個性化への対応、校務DXによる教員の働き方改革など、まだまだ課題も多い。地域間格差や学校間格差も広がってきているという。このような状況を鑑み、今年の教育長パネルディスカッションでは、GIGAスクール構想の目的を改めて考え、教育DXのさらなる進化のもと、明日の学びや教育のあり方を議論し、次世代の学びや教育を創るためのヒントを皆で考えたいと思います。
コーディネーター
一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET&CEC) 会長
山西 潤一
【略歴】
富山大学名誉教授、 一般社団法人日本教育情報化振興会・会長、 上越教育大学・監事 、富山県教育工学研究会、会長 富山インターネット市民塾理事長、 富山県青少年安心安全ネット利用促進連絡会座長、教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会委員長。
パネリスト
四日市市教育委員会 教育長
廣瀬 琢也
【略歴】
昭和58年3月  三重大学教育学部中学校教員養成課程卒業
昭和58年4月〜 三重県内中学校 教諭
平成17年4月〜 四日市市教育委員会事務局 指導主事 課付主幹
平成23年4月〜 四日市市立小学校 教頭 中学校 校長
平成27年4月〜 四日市市教育委員会 参事兼指導課長 教育監
令和 2年4月〜 四日市市立西朝明中学校 校長
令和 3年8月〜 四日市市教育長
パネリスト
大津市教育委員会 教育長
島崎 輝久
【略歴】
中学校教員として、市立中学校の校長を歴任。令和2年4月に大津市教育委員会教育長に就任し、現在3期目に至る。「一人ひとりが輝き、ともに未来を創る大津の教育」を基本理念に、子ども主体の特色ある学校づくり、教員の働きがいを高める働き方改革、誰もが生き生きと人生を送ることができる共生社会の形成を目指し、教育委員会が一丸となって一人ひとりを大切にする大津の教育の実現に取り組んでいる。
パネリスト
枚方市教育委員会 教育長
谷元 紀之
【略歴】
昭和59年4月 枚方市立 蹉跎東小学校 教諭
平成 4年4月 枚方市立 東香里小学校 教諭
平成11年4月 枚方市立 西長尾小学校 教諭
平成14年4月 枚方市立 香陽小学校 教頭
平成16年4月 枚方市立 氷室小学校 教頭
平成18年4月 枚方市立 教育文化センター 教育研究所長
平成20年2月 大阪府公立学校長 任命 枚方市立 開成小学校長
平成25年4月 枚方市教育委員会 教育推進プランナー
平成28年9月 枚方市教育委員会 委員
令和 7年1月 枚方市教育委員会 教育長
2025年8月8日11:00~12:00
テーマ:教育の情報化対象:小・中・教育委員会,高校
K03
教育の情報化の最新動向
次期学習指導要領の策定に向けて中央教育審議会で審議が進んでいる。GIGAスクール構想によって配備された児童生徒1人1台の情報端末とクラウドは、「デジタル学習基盤」として次期学習指導要領の前提条件として捉えられている。本講演では、この流れに基づくさまざまな教育の情報化関連政策の動向や学校現場の取り組みの様子などについて紹介する。
東京学芸大学 教職大学院 教授
堀田 龍也
【略歴】
東京都公立小学校・教諭、富山大学教育学部・助教授、静岡大学情報学部・助教授、独立行政法人メディア教育開発センター・准教授、玉川大学教職大学院・教授、東北大学大学院情報科学研究科・教授、文部科学省・参与等を経て、現職。中央教育審議会・委員、同初等中等教育分科会・分科会長代理、デジタル学習基盤特別委員会・委員長ほか、文部科学省の教育の情報化に関する座長等を歴任。
2025年8月8日12:40~14:00
テーマ:生成AI対象:全てを対象
K04
AIエージェント時代の教育と働き方
1. AIエージェントとは何か?(Copilot, Gemini, Canva Magic Studio等)2. パネルディスカッションはAIエージェントが担う部分と、教師が担う専門性とは?3.自校でAIエージェントを活用できそうな業務・授業は?
コーディネーター
青山学院中等部 講師
安藤 昇
【略歴】
生成AIを活用した教育のスペシャリスト。全国の学校でDXハイスクール導入をサポート中。
スタディサプリの情報T講師を担当し、YouTubeチャンネル「GIGAch」は登録者数3万人超。
Hulu番組「めざせ!プログラミングスター」に講師として出演。
AIと教育を組み合わせた新しい学びに挑戦しています。
パネリスト
Canva Japan Senior Manager
坂本 良晶
【略歴】
13年間京都府で小学校教諭を務めた後、2024年よりCanva Japanにジョイン、Canva教育版の導入や研修を担当。
働き方、ICT、生成 AIをテーマに発信、「全部やろうはバカやろう」「Canvaの教科書」「ChatGPTの教科書」等、ベストセラー多数。
パネリスト
スクールエージェント株式会社 代表取締役
田中 善将
【略歴】
中高一貫校の数学科教員を経て、海外で学校経営を通じ、ICT活用の本質的可能性を確信し帰国。
私立中高にて1人一台のChromebook活用プロジェクトを牽引し、2018年5月にスクールエージェント株式会社を創設。
教育ICT改革の支援を公私立校に展開中。
関東第一高等学校 AI駆動型探究アドバイザー、トキワ松学園高等学校情報科講師、文部科学省 学校DX戦略アドバイザー、デジタル庁デジタル推進委員。
2025年8月8日14:50~16:20
テーマ:教育の情報化対象:小・中・教育委員会,高校
K05
自治体が考える 未来の創造! 2nd GIGAで何を成功させるのか
教育のデジタル化は次のステージへ進み、今、学校には「2nd GIGA」に向けた新たな取り組みが求められています。個別最適な学びや生成AIの活用、STEAM教育の推進など、現場のチャレンジも多様です。本パネルでは、近畿5つの教育委員会がそれぞれの特色を活かしながら、どのように現場を支え、これからの教育をつくっていこうとしているのか、これからの教育のヒントを一緒に考えましょう。
コーディネーター
園田学園大学 こども学部 教授
堀田 博史
【略歴】
文部科学省 学校DX戦略アドバイザー、文部科学省の先端技術・教育データの利活用推進有識者、大阪市教育委員会 児童生徒のAI等の利活用にかかる共同検証有識者などを歴任。現在、園田学園大学こども学部教授。
パネリスト
神戸市教育委員会事務局 学びの推進課 指導主事
中井 貴章
【略歴】
2012年より10年間、神戸市立小学校教諭として勤務。2022年より3年間、神戸市教育委員会事務局教科指導課指導主事、2025年度からは神戸市教育委員会事務局学びの推進課指導主事として、1人1台端末活用、デジタルドリル活用、プログラミング教育、著作権教育等の推進に取り組んでいる。
パネリスト
奈良市 奈良市教育委員会事務局教育DX推進課 教育ICT推進係長
米田 力
【略歴】
2007年4月、奈良市内の中学校に理科の教員として着任
2019年4月、奈良市教育員会事務局 教育支援・相談課にて研修業務に従事
2020年4月、学校教育課にてGIGAスクール構想や、コロナ禍でのオンライン活用に取り組む2023年4月より新設された教育DX推進課にて現職
パネリスト
大阪市教育委員会事務局 大阪市総合教育センター 教育振興担当 ICT推進グループ 総括指導主事
倉木 直也
【略歴】
中学校数学科教員。平成29年度より学校教育ICT推進リーダーとして実践事例を積み重ねる。令和3年4月に大阪市教育委員会事務局総務部教育政策課(ICT推進)指導主事として着任し、オンライン学習やデジタルドリル導入・運用保守などを担当。令和6年4月からは大阪市総合教育センター教育振興担当(ICT推進)総括指導主事として着任し、リーディングDXスクール事業や学習系システム運用保守などを担当。
パネリスト
東大阪市教育委員会 みらい教育室 総括主幹
石原 孝則
【略歴】
・大阪府公立小学校教諭(2007〜2020)
・東大阪市教育委員会 学校教育部 学校教育推進室 教務・学力向上 ICT推進チーム(2021)
・文部科学省 初等中等教育局 GIGA StuDX推進チーム(2022)
・東大阪市教育委員会 学校教育部 学校教育推進室 教務・学力向上 ICT推進チーム(2023〜2024)
・東大阪市教育委員会 みらい教育室(現職)
パネリスト
枚方市教育委員会事務局 学校教育部 教育研修課 主幹
上田 泰丈
【略歴】
令和7年度4月より枚方市教育委員会学校教育部教育研修課ICT推進係に配属。令和3年度から令和6年度の4年間、教頭として枚方市立東香里小学校にて勤務。令和5年度6年度に枚方市における1人1台端末の更新に係る「ネクスト・ギガ・リプレイス意見聴取会」に委員として参加。学校現場におけるICT活用や生成AIの活用、PBLの推進に取り組んできた。
2025年8月7日10:30~12:00
テーマ:ICT利活用対象:高校
A01
となりの学校 ICT活用・探究・STEAM学習 何してる?
主に高等学校での現場での実際の取り組み事例を 「DXスクール、BYOD、グローバル、高大連携、探究・STEAM、情報リテラシー」のキーワードを中心に発表してもらいます。具体的な実践を中心とした発表です。小中や大学・企業の方にも大変参考になると思います。
コーディネーター
早稲田大阪高等学校 教諭 情報・地歴公民・英語・総合探究科 早稲田コース長
米田 謙三
【略歴】
ICTを活用した効果的な教育と協働学習を専門。教育の情報化や教科横断型に関する実践と研究をもとに授業を実施。文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」
・経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリーWG委員
・総務省青少年の安心
・安全なインターネット利用環境整備に関するタスクフォース委員
・こども家庭庁
・警察庁他共催「高校生ICT Conference」実行委員長 
・日本英検協会派遣講師 等
パネリスト
西宮市総合教育センター 指導主事
羽渕 弘毅
【略歴】
専門は英語教育学、学習評価、ICT活用。高等学校や小学校での勤務経験を経て、現職。これまで文部科学省指定の英語教育強化地域拠点事業での公開授業や全国での実践・研究発表を行っている。働きながらの大学院生活(関西大学大学院外国語教育学研究科博士課程前期)を終え、「これからの教育の在り方」を探求中。自称、教育界きってのオリックスファン。
パネリスト
雲雀丘学園中学校・高等学校 情報科・数学科・探究科 情報科主任・新領域授業担当リーダー・教諭
林 宏樹
【略歴】
雲雀丘学園中学校・高等学校教諭(情報科・数学科・探究科).兵庫県公立高校の数学科教員として19年在籍し,現任校へ赴任.情報T・情報Uの授業を軸とした探究活動を取り入れたAI教育・DS教育のカリキュラム開発に従事.JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会主査,産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアム教育WGサブリーダー.『データ分析の基礎』生成AIではじめる統計・データサイエンスを執筆
パネリスト
早稲田大阪高等学校 教育企画部 教育企画部副部長
山野井 優人
【略歴】
2021年4月〜2022年3月 私立昇陽高等学校
2022年〜2025年3月 私立早稲田摂陵高等学校
2025年4月〜 私立早稲田大阪高等学校(名称変更)
2025年8月7日12:40~13:30
テーマ:授業支援対象:小・中・教育委員会,高校
A02
生成AIがやってきて、授業はどう変わるのか
生成AIの登場により、授業の在り方は大きく変わろうとしています。変わらず大切なのは、子どもの学びを中心に据え、共に問い、考える関係です。一方で、一斉一律の教え方や正解重視の学びは見直すべき時に来ています。この講演では、生成AIがもたらす可能性と課題を踏まえながら、教師と子どもの関係性、そしてこれからの授業の姿について考えます。
中部大学 現代教育学部 准教授
樋口 万太郎
【略歴】
1983 年大阪府生まれ。大阪府公立小学校、大阪教育大学附属池田小学校、京都教育大学附属桃山小学校、私立小学校を経て、中部大学現代教育学部現代教育学科准教授。「小学校算数」(学校図書)編集員。小学校の先生向けオンラインサロン「先生ハウス」オーナー。主な著書に『算数授業のカード実践』『これから教壇に立つあなたに伝えたいこと』(以上、東洋館出版社)など多数。
2025年8月7日14:10~15:00
テーマ:授業支援対象:小・中・教育委員会,高校
A03
国語科を中心とした探究的に学ぶ授業づくり
本講演では、国語科の授業を土台としながら、思考力・表現力を育てる単元構成や、ICTを活用した言語活動の広げ方をご紹介します。子どもの問いを可視化する板書、探究につながる話し合いの仕掛け、朝の学習時間を活用したカリキュラムなど、日常の授業の中で無理なく始められる実践をもとに、探究の入口となる授業づくりについてお話しします。
池田市立神田小学校 教諭
樋口 綾香
【略歴】
大阪府池田市立小学校勤務。研究主任や国語専科として授業研究を推進。国語授業づくりや探究的な学びをテーマに、全国で講演・執筆活動を行う。著書に『国語授業の構造的板書』『学級づくりのコツ60』シリーズ、『「自ら学ぶ力」を育てる GIGAスクール時代の学びのデザイン』など。
2025年8月7日15:40~16:30
テーマ:ネット・SNS活用対象:高校
A04
全国20か所で実施 高校生ICTカンファレンス 「高校生が考える、賢いネット・SNSの活用方法」
 〜保護者・教員・企業・政府・高校生・小中学生へ提言〜
今年も開催する全国高校生ICTカンファレンスの紹介だけでなく 関西の学校の実際のICT活用(AI活用)の取り組みを高校生に話してもらいます。あわせて 高校生が考える、賢いネット・SNSの活用方法を保護者・教員・企業・政府・高校生・小中学生へ提言という形式で発表してもらいます。
コーディネーター
早稲田大阪高等学校 教諭 情報・地歴公民・英語・総合探究科 早稲田コース長
米田 謙三
【略歴】
ICTを活用した効果的な教育と協働学習を専門。教育の情報化や教科横断型に関する実践と研究をもとに授業を実施。文部科学省「高等学校学習指導要領解説 情報編」
・経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリーWG委員
・総務省青少年の安心
・安全なインターネット利用環境整備に関するタスクフォース委員
・こども家庭庁
・警察庁他共催「高校生ICT Conference」実行委員長 
・日本英検協会派遣講師 等
パネリスト
関西学院高等部/帝塚山高等学校/大商学園/早稲田大阪高等学校
生徒の皆さん
2025年8月8日10:30~11:20
テーマ:教育DX対象:小・中・教育委員会
A05
デジタル学習基盤を生かした「子供一人一人が主語」の授業づくり
子供一人一人を主語とする授業づくりは根本的で永遠のテーマである。デジタル活用によって新たなアプローチが生まれている。そこで、基盤としての情報活用能力の育成、学習への姿勢や態度の育成、ICT環境やルール作りの考え方、新たに教師に求められることなどについて解説する。これらは子供たちが生涯にわたって学び続ける力を育むためにも必要であり、生成AIを学習に生かす際のポイントでもある。
東京学芸大学 教育学部 教授
高橋 純
【略歴】
修士(教育学).博士(工学).園田学園女子大学情報教育センター助手,富山大学人間発達科学部准教授を経て現職.東京都教育委員会委員,日本教育工学協会会長,独立行政法人教職員支援機構フェロー,中央教育審議会教員養成部会臨時委員,デジタル学習基盤特別委員会委員長代理などを歴任
2025年8月8日12:00~12:50
テーマ:教育DX対象:小・中・教育委員会
A06
メタバースで学習支援?!可能性と課題、中学生とのリアルな挑戦
今年度、姫路市が新たな一歩を踏み出しました!市立全中学生向けの学習プラットフォーム「魔法スクール姫路城」が、仮想空間「メタバース」で運用開始。未来の学びがここから始まります!
セミナーでは、姫路市が進める新しい学びの可能性を解説。さらに、実際に直面した課題や成功体験を報告し、現場から得られた貴重な知見をみなさんと共有します。これからの教育の在り方を一緒に考えてみませんか?
スピーカーは、民間出身の久保田智子教育長。教育現場をどう観察し、教育DXを通じてどのようなアップデートを目指すのか、今後のビジョンと具体的な取り組みも紹介します。
教育関係者必見!この機会に、未来の教育を共に創造しましょう!!
姫路市教育委員会 教育長
久保田 智子
【略歴】
1977年生まれ、広島県出身。東京外国語大学卒業後、2000年にTBS入社。TBSアナウンサー、報道記者として活躍後、2019年コロンビア大学修士課程を修了。2020年TBSテレビ報道局に復職。2024年4月に姫路市教育長に就任し、子どもを主語にした学校園づくりを掲げ、ICTの積極的な活用や、姫路型・探究学習など新しい学びを推進中。
2025年8月8日13:30~14:20
テーマ:プログラミング教育対象:小・中・教育委員会
A07
クリエイター養成・創造的な学習活動としてのプログラミング教育
「プログラミング的思考」の育成を主目的としたプログラミング教育の趣旨を踏まえ、クリエイター養成の視点から、そして創作的活動における「デジタルなものづくり」の視点から再考し、創造性を育む学習活動につなげていく方策について述べていきたいと思います。また、小・中・高校の具体的且つ新たなプログラミング授業実践をとりあげつつ、それぞれの校種で共通にできること、系統的に実施する方法についても提案していきます。
和歌山大学 教職大学院 教授
豊田 充崇
【略歴】
和歌山大学大学院修了後、県内公立学校教諭を経て、2002年度より和歌山大学教育学部講師。2016年より教職大学院教授となり現在に至る。和歌山市教育委員会客員指導主事、和歌山県青少年インターネット環境整備推進会議会長等を務める。「自分でできない授業は提案しない」をモットーに自ら出前授業を実施。開発した教材や新しい機器・アプリ等を用いた授業の実践的検証をおこなっている。
2025年8月8日15:00~16:30
テーマ:個別最適化,働き方改革対象:小・中・教育委員会,高校
A08
学びDXと校務DXの一体的な実現とは
〜個別最適的な学び・働き方改革の事例から学ぶ〜
教育DXを推進して、学習者主体の学びに転換することが期待されます。しかし、情報端末等を活用しているが、学びの質的な向上が見られず、今後の展開で悩んでいる学校も多く見られます。また、教師の仕事が効率化できておらず、継続化が難しいと感じている声も聞こえてきます。そこで、授業DXと校務DXの両面を一体的に進めてきた事例を通して、これからの教育DXをどう展開すればよいか、会場全体で協議を深めていきます。
コーディネーター
中村学園大学 教育学部 教授
山本 朋弘
【略歴】
博士(情報科学)。小学校教員、指導主事を経て、鹿児島大学大学院准教授を経て、現職。情報教育、教育工学、授業研究、教育方法が専門分野。日本教育工学協会副会長、パナソニック教育財団専門委員。所属学会は、日本教育工学会、日本教育情報学会、日本メディア教育学会等に所属。文部科学省「学校DX戦略アドバイザー」、「教育の情報化に関する手引」検討委員(H20、H31)等の委員を就任。
パネリスト
石川県能美市教育委員会 学校支援課 学校アドバイザー
中野 孝子
【略歴】
H31年度より能美市立辰口中央小学校 校長
R4年度より能美市立浜小学校 校長
R7年度より能美市教育委員会学校支援課 学校アドバイザー
パネリスト
久喜市教育委員会 教育部指導課付GIGAスクール推進室 指導主事
白石 恵美子
【略歴】
埼玉県内公立小学校にて教諭として18年勤務。その間、研究主任として、勤務校の研修を推進してきた。特に、久喜市立砂原小学校においては、令和4年度よりリーディングDX指定校として「STEAM教育をとおして育まれる汎用的な能力の育成」を研究テーマに、探究的な学びの実践を重ねてきた。その後、令和6年度より久喜市教育委員会指導課付GIGAスクール推進室の指導主事として着任し、久喜市版STEAM教育の推進にあたっている。
2025年8月7日10:30~12:00
テーマ:デジタル教科書対象:小・中・教育委員会
B01
デジタル教科書の現状と展望
デジタル教科書については、中央教育審議会のワーキンググループで今後のあり方について検討が進められている。どのような可能性があり、何が課題になっているのか、今後どのような方向に進むのか、政策・研究・実践の3側面から語っていただく。
コーディネーター
放送大学 教授
中川 一史
【略歴】
AI時代の教育学会(会長)、日本STEM教育学会(副会長)、日本教育メディア学会(理事)
中央教育審議会初等中等教育分科会「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会」(委員)、子ども家庭庁「青少年インターネット環境の整備等に関する検討会」(座長代理)
パネリスト
文部科学省 初等中等教育局教科書課 専門官(併)デジタル教科書企画係長
伊藤 駿吾
【略歴】
2019年〜 科学技術・学術政策局企画評価課専門職。科学技術白書の執筆等を担当。
2021年〜 原子力損害賠償・廃炉等支援機構主査。国際フォーラム等を担当。
2022年〜 内閣府科学技術・イノベーション事務局参事官(原子力担当)付主査。原子力白書の執筆等を担当。
2024年〜 教科書課デジタル教科書企画係に着任(2025年4月から現職)。デジタル教科書を担当。
パネリスト
東京家政大学 人文学部 教授
太田 洋
【略歴】
東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修了。東京都公立中学校教諭、東京学芸大学附属世田谷中学校教諭、駒沢女子大学を経て、現職。2006、2007年度NHKラジオ『レベルアップ英文法』講師。中学校文部科学省検定教科書『Here We Go!』(編者代表、光村図書)、小学校文部科学省検定教科書『Here We Go!』(編者代表、光村図書)、『英語を教える50のポイント』(光村図書出版)などの著書がある。
パネリスト
横浜市立荏子田小学校 教諭
浦部 文也
【略歴】
横浜市国語教育研究会情報活用部役員。D-project(デジタル表現研究会)所属。2013年に小学校国語科教師用デジタル教科書・教材を授業に取り入れ始め、2019年から小学校国語科学習者用デジタル教科書・教材を用いた授業を本格化。これまで理想科学工業、セイコーエプソン株式会社、エステー株式会社、早稲田交響楽団など、学校外の企業・団体と連携した授業に取り組んでいる。2025年放送大学大学院中川研究室修士課程修了。
2025年8月7日13:00~14:00
テーマ:ICT利活用対象:小・中・教育委員会,高校
B02
未来の教育を共に創ろう!
〜次世代の子どもを育む『ICT夢コンテスト』優秀事例(2024年度文部科学大臣賞)
『ICT夢コンテスト』は、ICTを活用した教育の優れた実践事例を広く収集・共有することで、全国の教育現場におけるICT活用をさらに推進することを目的に実施しています。毎年、多忙極める学校現場においても、こんな素晴らしい取り組みが展開されているのだということを、審査員一同感激しながら審査を進めています。今回は優秀事例をもとに、どのような子どもたちが育っているのか、その実践が生まれた背景や教師の授業観等をお聞きし、実践の意味を明らかにしていきたいと考えています。ぜひ、多くの先生方の参考にしていただきたいです。
コーディネーター
放送大学 客員教授
佐藤 幸江
【略歴】
2013年,横浜市立公立小学校を退職.金沢星稜大学人間科学部教授の職に就く。2019年、金沢星稜大学退職後,現職。「JAPET&CEC「情報活用能力育成事業」委員。教育工学や情報教育を専門分野として研究。学校DX戦略アドバイザー,各地域のICT推進事業やデジタル教科書実証事業,各学校・自治体の研修講師等歴任。近著に,中川一史ら(編著)『情報活用能力ベーシック活用ガイドブック』(2024)等。
パネリスト
関西学院大学 教育学部 教授
丹羽 登
【略歴】
小学校と養護学校(小学部・高等部)で勤務。障害のある子供のICT活用やICTを活用した就労の推進、高等学校段階の情報教育に関する実践と研究を行ってきた。養護学校生徒のサッカー大会等をインターネットで配信、障害当事者(生徒)による大阪府内のバリアフリーマップ作成等を進めた。大阪府教育委員会指導主事、文部科学省で特別支援教育調査官として障害のある子どもの教育、特にICT活用について指導・助言を行う。
パネリスト
つくば市立みどりの学園義務教育学校 教諭
大山 翔
【略歴】
つくば市立みどりの学園義務教育学校にて5年間、理科教育を専門とする教員として勤務。現在は研究主任として教育研究を主導。2024年度「ICT夢コンテスト」では、生成AIやARを活用した実践「AIが書いた絵は本当か!? 時空を超えろ! 与謝蕪村が見た月はどんな月?」により、文部科学大臣賞(学校)を受賞。理科教育へのICTの有効活用により、児童・生徒の創造性を育み、先進的な学びの実現に貢献している。
2025年8月7日15:00~16:30
テーマ:情報活用能力対象:小・中・教育委員会
B03
教科に特化した、子どもたちの情報活用能力を育成するためのポイントとは?
−小学校の模擬授業から−
情報活用能力を育む授業づくりの指標「情報活用能力ベーシック」を用いて、小学校第6学年道徳 「銀のしょくだい」(模擬授業)をもとに,授業づくりについて考える参加型のセッションです。情報活用能力の育成に関しては、各教科等の特質に応じて適切な学習場面で育成を図ることが重要です。そうして育まれた情報活用能力が主体的・対話的で深い学びに生かされるための授業づくりのポイントや教師の役割について考えを深めましょう。
コーディネーター
放送大学 客員教授
佐藤 幸江
【略歴】
2013年,横浜市立公立小学校を退職.金沢星稜大学人間科学部教授の職に就く。2019年、金沢星稜大学退職後,現職。「JAPET&CEC「情報活用能力育成事業」委員。教育工学や情報教育を専門分野として研究。学校DX戦略アドバイザー,各地域のICT推進事業やデジタル教科書実証事業,各学校・自治体の研修講師等歴任。近著に,中川一史ら(編著)『情報活用能力ベーシック活用ガイドブック』(2024)等。
コメンテーター
東京情報大学 講師
秋元 大輔
【略歴】
千葉県船橋市内公立小学校教諭・船橋市教育委員会指導主事、千葉県教育委員会指導主事、文部科学省生涯学習政策局参事官付メディア係長、船橋市内公立小学校教頭・校長、船橋市総合教育センター所長兼参事、さわやかちば県民プラザ所長、千葉県総合教育センター所長を経て現職。令和4年度、視聴覚教育・情報教育功労者表彰(文部科学大臣表彰)。
模擬授業者
船橋市立若松小学校 教諭
渡辺 拓也
【略歴】
令和4年度に、放送大学中川研究室の内地留学生となり、D-Project香川や沖縄県マルチメディア研究大会で実践発表を行い、令和5年度からJAPET&CEC情報活用能力育成調査研究委員となった。令和6年度は、『情報活用能力ベーシック 活用ガイドブック』の活用事例の実践編として3つの授業と教師編の執筆と、情報活用能力ベーシックを活用した校内研修パッケージ開発の小学校実践授業ビデオの開発に携わっている。
2025年8月8日10:30~12:00
テーマ:情報活用能力対象:小・中・教育委員会,高校
B04
教科に特化した、子どもたちの情報活用能力を育成するためのポイントとは?
−中学校の模擬授業実践から−
情報活用能力を育む授業づくりの指標「情報活用能力ベーシック」を用いて、中学校第2学年数学科「1次関数のグラフ」(模擬授業)をもとに、授業づくりについて考える参加型のセッションです。情報活用能力の育成に関しては、各教科等の特質に応じて適切な学習場面で育成を図ることが重要です。そうして育まれた情報活用能力が主体的・対話的で深い学びに生かされるための授業づくりのポイントや教師の役割について考えを深めましょう。
コーディネーター
千葉県柏市立大津ケ丘第一小学校 校長
佐和 伸明
【略歴】
柏市教育委員会副参事、柏市立手賀東小学校長を経て、2023年度より現職。文部科学省「小学校プログラミング教育の手引」「教育の情報化に関する手引」等の作成に関わった。文部科学省、放送大学、日本教育情報化振興会等が主催する、1人1台端末を活用した教育やプログラミング教育、情報モラル教育の研修会講師を務めている。2020年度 視聴覚教育・情報教育功労者表彰(文部科学大臣表彰)
コメンテーター
浜松市立大瀬小学校 教諭
菊地 寛
【略歴】
浜松市立小学校・中学校の勤務、浜松市教育委員会指導主事を経て、2024年4月より現職。
静岡県教育研究会情報教育部代表、浜松教育研究会情報教育部部長を歴任。
D−project東海支部 代表を務める。
模擬授業者
北海道教育大学附属函館中学校 教諭
有金 大輔
【略歴】
2016年〜2025年 北海道教育大学附属函館中学校 教諭
2020年〜2025年 北海道教育大学未来の学び協創研究センター センター員
2025年8月8日12:40~13:30
テーマ:情報教育対象:小・中・教育委員会,高校
B05
情報教育・・次の一手
高校で新しい学習指導要領が実施され、初めての情報科の大学入学共通テストも実施された。次の一手として、高校は何をするべきか、小中は何をするべきか、塾や部活の地域移行も含めた学校外の教育としては何をするべきか、必要な連携をどう作り上げるかなどについて、次期学習指導要領改訂の状況も踏まえ(一社)デジタル人材共創連盟代表理事としての実践も入れて語る。|※オンライン登壇
京都精華大学 メディア表現学部 教授
鹿野 利春
【略歴】
石川県の公立高校教諭、教育委員会事務局を経て文部科学省初等中等教育局にて教科調査官(高校情報科)。情報I・情報U等の現行学習指導要領の改訂、小学校のプログラミング、GIGAスクール構想、情報科の大学入学共通テスト導入など。座長を務めた経産省の審議会の提言を経て(一社)デジタル人材共創連盟を設立。京都精華大学教授、東京学芸大学講師、大阪芸術大学客員教授、情報活用能力調査委員、学校DX戦略アドバイザー
2025年8月8日14:10~15:10
テーマ:次期教育課程対象:小・中・教育委員会,高校
B06
次期教育課程と教育DX
その時点で最も鮮度の良い情報を徹底的に分かりやすくお伝えします。
※オンデマンド配信
文部科学省 教育課程課 教育課程課長
武藤 久慶
【略歴】
H12文部省入省。教育課程企画室、長期在外研究員(ハーバード教育大学院、ボストンカレッジTIMSS&PERLSセンター)等を経て、北海道教委に4年間出向(教育政策課長、義務教育課長、学校教育局次長)。教育制度改革室長補佐、高等教育政策室長、大学入試改革PT担当企画官、大臣官房総務課副長、初等中等教育局企画官、学校デジタル化PTチームリーダー、就学支援・教材課長、デジタル庁参事官などを経て、令和6年4月より現職に就任。
2025年8月8日15:40~16:30
テーマ:不登校支援対象:小・中・教育委員会
B07
「誰一人取り残さない」教育ICTを活用した不登校支援
〜個別最適な学びのサポートを目指して〜
現在、各小中学校で増え続ける不登校児童生徒対策としてスクールカウンセリングや学習支援員のサポートでは学校復帰に繋げることは大変厳しい状況です。文部科学省が掲げている、「誰一人取り残さない学び」の保証を実現させるためには、必要に応じてICTの活用を幅広く深め「個別最適な学習環境」を目指して新しい教育活動を進めていく必要があると考えています。私達は、児童生徒一人一人が自分の将来を見据え、自律自発的に学びを深め、お互いに支え合う学校教育を推進できる実践方法を提案します。 (大阪市立心和中学校 教育実践について発表)
コーディネーター
一般社団法人 H2O 学校教育支援アドバイザー
福島 清文
【略歴】
元大阪市立大和川中学校校長 9年間の在職中は「命の学習」を柱として学校再建に取り組んだ。コロナ禍の中、ICTの活用により「誰一人取り残さない学び」を進め生徒・保護者と深い信頼を築いた。文部科学省次世代の学びにおける実証研究事業モデル校発表。総務省スマートスクール・プラットホーム実証モデル校発表 日本教育工学協会 学校情報化先進校 表彰 2021年 校務の情報化 2022年教科指導におけるICTの活用
パネリスト
京都教育大学 教育学部 教授
黒田 恭史
【略歴】
映画『ブタがいた教室』の原作者、元小学校教諭。専門は算数・数学教育学で、2016年より、不登校の子どもや外国人の子どもの学習支援のために、多言語対応の算数・数学動画コンテンツ約4,500本を制作・無償公開している。
近年は、学校外からも参加可能な、リアルタイム多言語翻訳システムを企業と共同で開発しており、不登校、外国人、視覚・聴覚障碍など多様なニーズに対応可能な学習環境の構築に従事している。
パネリスト
大阪市立心和中学校 校長
盛岡 栄市
【略歴】
昭和61年に大阪市立中学校の数学教員として採用される。その後、教頭経験を経て大阪市教育委員会事務局で11年間勤めた。その間、中学校教育担当課長、第4教育ブロック担当部長などを歴任した。最後の1年間は「学びの多様化学校」大阪市立心和中学校の開校準備室室長として開校の準備に努め、令和6年4月の開校時には初代校長として着任し、現在に至っている。
2025年8月7日10:30~11:20
テーマ:働き方改革対象:小・中・教育委員会
C01
子どもは大人の背中を見て育つ 〜学び続ける教員であるために〜
「子どもは親の背中を見て育つ」とよく言われます。学校教育においても同様のことが言えるのではないでしょうか。学習者である子どもたちの学びをどう支援していくか。そこに教員としての成長は不可欠であると考えます。交流会サブ部会では、様々な観点で教育に携わる人々が集まり交流を深めています。本講演では活動内容の紹介とともに、学び続ける教員を目指すために何が重要か登壇者で議論を行います。
協賛:一般社団法人ICT CONNECT 21
コーディネーター
富士通Japan株式会社 Public&Education事業本部ビジネス変革室 アシスタントマネージャー
應田 博司
【略歴】
元小学校教員、教育委員会指導主事の経験を活かし、全国の教育業界の発展に寄与していくべく教育活動、教育環境、教育政策と多彩な切り口から全国をご支援させていただいております。また一般社団法人ICT CONNECT21 GIGAスクール構想推進委員会学校支援部会交流会サブ部会長としても全国の教育関係者の交流会を企画運営させていただいております。
パネリスト
八千代市立村上東中学校 教諭
野口 雄毅
【略歴】
民間企業の経験を活かし、学校現場でGIGAスクール構想の推進と有識者交流を基軸に、児童・生徒の主体的な学習をすすめる教育実践をしております。また一般社団法人ICT CONNECT21 GIGAスクール構想推進委員会学校支援部会交流会サブ部会リードとしても全国の教育関係者の交流会を企画運営させていただいております。
2025年8月7日12:00~12:50
テーマ:情報活用能力,生成AI対象:小・中・教育委員会,高校
C02
大阪市教育委員会が取組む生成AI利活用で拓く児童生徒の情報活用能力
児童生徒には、膨大な情報を取捨選択したり、課題に応じて適切なテクノロジー活用したり、生成AIやSNSから発信される情報の真偽を見極めたりする情報活用能力を育成することが一層重要になってきました。昨年度、大阪市教育委員会は、市内の小中学校を選定して、授業での児童生徒のAI利活用実証事業を展開しました。その成果と今後の展開について整理します。
園田学園大学 こども学部 教授
堀田 博史
【略歴】
文部科学省 学校DX戦略アドバイザー、文部科学省の先端技術・教育データの利活用推進有識者、大阪市教育委員会 児童生徒のAI等の利活用にかかる共同検証有識者などを歴任。現在、園田学園大学こども学部教授。
2025年8月7日13:30~14:20
テーマ:校務・研修DX対象:小・中・教育委員会
C03
1人1台端末とクラウド環境の日常的な活用による主体的な学びの実現と校務・研修DX
春日井市は25年前から校務でのICT活用を起点に教育の情報化を進めてきました。GIGAスクール構想後も校務での活用による教職員の働き方改革を推進。さらに、研修や実践共有を通して、教職員が新たな学びを体験し、授業でのICT活用を広げています。その結果、児童生徒の主体的な学びや多様な活動が増え、情報活用能力の育成にもつながっています。本講演では、本市のこれまでの取り組みを報告します。
春日井市教育委員会 教育研究所 教育DX推進専門官
水谷 年孝
【略歴】
春日井市教育委員会学校教育課主幹、春日井市立出川小学校長・高森台中学校長を経て、令和5年4月より現職。春日井市情報教育部会長、春日井市学校情報機器検討委員長として春日井市の教育の情報化を長年推進。文部科学省初等中等教育局視学委員、学校DX戦略アドバイザー、愛知県教育委員会学校DXアドバイザーを務める。
2025年8月7日15:00~16:30
テーマ:教育の情報化対象:小・中・教育委員会
C04
自治体におけるNEXT GIGAへのアプローチ
GIGAスクール構想などにより、児童生徒に端末等がいつも1人1台手元にあって、日常的に使えるようになった。学習基盤として良い意味でツールを過剰に意識しなくなる学校も少しずつではあるが増えてきた。そのような中、研修のあり方やAIとの関わりやデータの活用など、現場での進め方や今後の展望などについて、先進的に進めている3自治体に語っていただく。
コーディネーター
放送大学 教授
中川 一史
【略歴】
AI時代の教育学会(会長)、日本STEM教育学会(副会長)、日本教育メディア学会(理事)
中央教育審議会初等中等教育分科会「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会」(委員)、子ども家庭庁「青少年インターネット環境の整備等に関する検討会」(座長代理)
パネリスト
愛媛県四国中央市教育委員会 教育指導部学校政策課 課長
鈴木 崇士
【略歴】
1995年旧伊予三島市役所入庁。1997年より情報システム担当部署にて業務のデジタル化に従事。合併後は、四国中央市総合行政システムの全面的刷新や各システムのWEBシステム化を推進。2018年から教育委員会で、学校ICT環境整備やGIGAスクール構想を担当し、いち早く1人1台端末の環境を構築・運用開始するとともに、全市的な利活用推進業務に従事。2022年より学校政策課長。
パネリスト
鹿児島市教育委員会 教育DX担当部長
木田 博
【略歴】
鹿児島市における教育DX推進のために令和6年度に新設された教育DX担当部長を務める。令和5年度から文部科学省学校DX戦略アドバイザーも務めており、全国の自治体の支援、助言等を行っている。また、中央教育審議会「次期ICT環境整備方針の在り方ワーキンググループ」や「教育データの利活用に関する有識者会議」委員、「リーディングDXスクール事業」推進委員等も務める。
パネリスト
熊本市教育センター 教育情報班 指導主事
山下 若菜
【略歴】
熊本市教育センター教育情報班指導主事。熊本市立楠小学校・龍田小学校を経て現職。2018年よりICT教育に取り組み、2019年〜2023年 NHK for School「GIGA研」に所属。実践発表や講演、執筆など多数。2024年からは「文部科学省学校DX戦略アドバイザー」としても活動。授業実践と教員研修の両面から、こども主体の学びを支援。
2025年8月8日10:30~11:20
テーマ:整備・活用対象:高校
C05
元民間経営者の教育長が語る大阪の教育の”今”
基礎自治体の教育長時代から「子どもたちがワクワクできる学び」を掲げ、子どもたち一人ひとりに合わせたグラデーションある学びの展開を進めてきました。広域自治体の教育長として就任して2年めを迎える今、様々な改革に着手しています。今回は府立学校におけるICT機器を活用した学びの現状や英語教育等を中心に、大阪の教育の魅力をお伝えします。
大阪府教育委員会 教育長
水野 達朗
【略歴】
1979年生まれ、大阪市出身。公認心理師。
不登校支援の訪問カウンセラーや家庭教育支援のアドバイザーとして活動。
民間不登校支援機関の代表理事として精力的に活動するとともに、大東市教育委員を務め、国の委員等も多数歴任。
その後、40歳で大東市教育長、44歳という若さで大阪府教育長に就任。
個々の支援にとどまらず、国や地域の教育の発展に尽力。『無理して学校へ行かなくていい、は本当か』(PHP研究所)など著書多数。
2025年8月8日12:00~13:30
テーマ:情報セキュリティ対象:小・中・教育委員会,高校
C06
セカンドGIGA・生成AI時代の情報モラル・デジタルシチズンシップ教育
いよいよセカンドGIGAスクールが始まろうとしている。また,生成AIも文部科学省のガイドラインがVer.2.0となり,適切かつ積極的な利用が始まろうとしている。次期学習指導要領の方向性も踏まえ,情報モラル・デジタルシチズンシップ教育の在り方,子どもたち・学校現場が抱える課題について説明し,具体的な教材について,それらを活用したワークショップも交えて紹介する。
コーディネーター
国立大学法人 鳴門教育大学大学院 教員養成DX推進機構 教員養成DX推進機構長・大学院特命教授
藤村 裕一
【略歴】
鳴門教育大学教員養成DX推進機構長・大学院特命教授。首相官邸,文部科学省,総務省,経済産業省,デジタル庁,NHK,JAPET &CEC等で数々の有識者会議・委員期の座長・座長代理・委員を務めている。教育改革・授業改善,教育DX,生成AIの教育利用,情報モラル教育・デジタルシチズンシップ教育等について,最新の研究成果を基に国の方針を策定するとともに,北海道から沖縄まで数多くの教育委員会・学校の伴走支援を行っている。
パネリスト
柏市教育委員会 教育研究専門アドバイザー
西田 光昭
【略歴】
千葉県にて小学校教員,柏市教育委員会指導主事,柏市内の小学校の校長を務める。
2016年から文部科学省の学校DX戦略アドバイザーの立場で、全国の教育委員会への機器等導入、機器活用のためのアドバイザーとして活躍。
これまでに、「教育の情報化に関する手引き」の作成に携わった他,「ネット社会の歩き方」「指導者研修ハンドブック」「情報モラル指導実践キックオフガイド」などの情報モラル指導資料の作成に従事。
パネリスト
学校法人高橋学園千葉学芸高等学校 総務部長
高橋 時生
【略歴】
早稲田大学大学院基幹理工学研究科情報理工・情報通信専攻修了後,同大学理工学術院総合研究所嘱託研究員として教育関連データ分析に従事。
2018年より千葉学芸高等学校に勤務し,情報T・情報U等を担当。DXハイスクールの推進やICT活用教育,教育現場におけるAI活用にも寄与。現在同校総務部長。
2023年より一般社団法人日本教育情報化振興会「ネット社会の歩き方」委員として情報モラル教材の作成に従事。
パネリスト
京都市立向島秀蓮小中学校 教諭
堀川 紘子
【略歴】
佛教大学文学部人文学科卒業後,京都教育大学大学院連合教職実践研究科を修了し,京都市の小学校教員となる。在職中に鳴門教育大学大学院学校教育研究科を修了し,現在の勤務校に赴任。一般社団法人日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)委員,NHK学校放送番組「しまった!」「@media」番組委員。今年度は,「NHK for School NEXT GIGA研究会」に所属。
2025年8月8日14:10~15:00
テーマ:大学DX対象:大学
C07
大阪大学のDX:仲間をシアワセにするDXとは?
大阪大学では教育・研究・経営のDXを進めています。在学生・教職員だけでなく阪大コミュニティに関わった全ての方々の人生に寄り添ったサービスを提供する基盤(OUID・OU人財データプラットフォーム)を構築し、その成果をご紹介します。また「ヒトがいない」、「カネがない」、「戦略がわからない」、「組織の動かし方がわからない」というDX推進上の課題に対し、どのように克服していったかについてもご紹介します。
協賛:大学ICT推進協議会(AXIES)
国立大学法人 大阪大学 OUDX推進室、(兼)D3センター、(兼)大学院情報科学研究科、(兼)キャリアセンター 教授
鎗水 徹
【略歴】
大阪大学のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進リーダーとして、大学全体の教育・研究・経営のDXに従事。
新日本製鐵(現 日本製鉄)入社後、30年超のITベンダー・ユーザ企業両方での実務経験を踏まえた「経営とIT」戦略の理論研究と実践に取り組んでいる。経営情報学会 理事、情報処理学会、日本経営学会、組織学会、教育システム情報学会 会員
2025年8月8日15:40~16:30
テーマ:産官学連携対象:全てを対象
C08
「産官学連携」推進の処方箋 ―― 何がポイントか、どう進めるのか(仮)
コーディネーター
大阪教育大学 理数情報教育系 数理・知能情報部門 特任教授
中野 淳
【略歴】
テレビ局の報道記者、電機メーカーのエンジニア、日経BPを経て、2024年12月から大阪教育大学。
日経BPでは、日経パソコン編集長、教育とICT Online編集長、日経BPイノベーションICT研究所上席研究員、コンピュータ・ネットワーク局教育事業部長、媒体の発行人(日経パソコン、日経PC21、日経ソフトウエア、日経Linux、日経エンタテインメント!)などを歴任。
2025年8月7日10:30~11:00
テーマ:生成AI対象:全てを対象
D01
社会実装が期待される最新EdTech研究の事例紹介 2025
大学、高専等の若手研究者による先端的なラーニングテクノロジーの研究成果を表彰する
「ラーニングイノベーショングランプリ2025」(ラーニングイノベーションコンソシアム主催)の結果より、
最新の研究開発の現状をご紹介します。AI、XRだけでなく、さまざまな着想から生まれたテクノロジーに、
新鮮な驚きと有用性を感じていただけることでしょう。
学術での研究には社会実装する価値のあるものが多くあることを実感いただくためのセミナーです。
北陸先端科学技術大学院大学 遠隔教育研究イノベーションセンター 教授(ラーニングイノベーショングランプリ実行委員/教育システム情報学会 産学連携委員会委員長)
長谷川 忍
【略歴】
1998年大阪大学基礎工学部卒業.2002年同大学博士後期課程修了.博士(工学).同年,北陸先端科学技術大学院大学情報科学センター助手を経て,2021年同大学遠隔教育研究イノベーションセンター教授.センター長.AI in Education,遠隔教育・学習環境・大学DXの研究・開発・企画・運用全般,特に主体的学習,認知的スキルの教育・学習支援,語学学習支援等に関する研究に従事.
2025年8月7日11:30~12:00
テーマ:デジタル証明対象:大学
D02
“証明”が進化する時代:大学でのオープンバッジ導入とその可能性
知識・スキル・経験のデジタル証明としてオープンバッジが大きく注目を集めています。大学を中心に多くのオープンバッジ発行が進んでおり、国際標準規格としてのオープンバッジは、取得した資格や学習内容を見える化します。また、卒業証明書、在籍証明書、単位履修証明書としても利用が可能であり今後さらなる活用が見込まれます。本講演では、実際の大学におけるオープンバッジ導入事例を多くご紹介します。
株式会社ネットラーニング 代表取締役社長
岸田 努
【略歴】
外資系情報サービス企業で大手企業中心に情報システムを導入。2003年ネットラーニング入社。eラーニング市場作りと開拓を行い大手企業中心にコンサルティングに携わり数々の研修を成功に導いた。2021年代表取締役社長に就任。一般財団法人オープンバッジネットワーク、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会、特定非営利活動法人デジタルラーニング・コンソーシアムの理事。
2025年8月7日12:30~13:00
テーマ:非認知能力育成対象:小・中・教育委員会,高校
D03
伝統校の学校改革〜変化を支える非認知能力育成・生徒指導とは〜
学力だけでは測れない「非認知能力」―自己肯定感、意欲、他者との協働力など、これからの社会を生き抜くために不可欠な力が注目されています。この非認知能力の育成が教育現場でどのように生徒の成長に結びつくのかを、勤務校の動向や具体的な実践事例を交えてお伝えします。教師として、これからの教育をどのように設計すべきかを共に考える機会を作ります。
協賛:Edv Future株式会社
香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 進路統括部 部長
堀川 浩二
【略歴】
奈良教育大学およびその大学院書道科を修了。学部在学中に中国留学経験し、私学で芸術科書道を担当するも、近年は情報科を担当する。なお現在は高校3年生に向けた学校設定科目のキャリアデザインを担当している。
勤務校の生徒をさまざまなプレゼンテーションコンテストに参加させ優勝させた経験を持つ。
2024年9月に生徒と共に株式会社TONOTOKERAIを設立し現在に至る。
2025年8月7日13:30~14:00
テーマ:情報活用能力対象:小・中・教育委員会
D04
GIGA第2期の情報活用能力の育成〜出前授業で実現する、子供と保護者の学びの共有〜
2019年に始まったGIGAスクール構想は、現在第2期に入り、まずは使ってみる段階から、情報端末を使いながら子供たちが自律的に学ぶ姿勢を身につける段階に進んでいます。子供たちが情報端末を使って自律的に学ぶ際に必要不可欠なのが情報活用能力です。本セッションでは、小学校低学年および保護者を対象とした出前授業の取組を通して、学校と家庭が協力して子供たちの情報活用能力の育成に取り組んでいる事例を紹介します。
協賛:広島県教科用図書販売株式会社
千葉大学 教育学部 助教
八木澤 史子
【略歴】
東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。広島市・広島県・東京都の公立小学校教員を経て、2022年4月から現職。(公財)教科書研究センター特別研究員、日本教育工学協会 理事。専門は、教育工学(主にICT活用授業における教師の意思決定)。著書に、「情報社会を支える教師になるための教育の方法と技術」(共著、三省堂)、「GIGAスクールはじめて日記5」(共著、さくら社)など。
2025年8月7日14:30~15:00
テーマ:生成AI,授業支援対象:小・中・教育委員会,高校
D05
「AI」を用いた英語発信力の育成〜協働型授業を通して〜
「英語添削」は生徒の発信力を鍛える上で肝要な作業であり、同時に教師にとってはその膨大さ故、最も骨の折れる仕事の一つであったのは、既にもう過去の話である。本セミナーでは、新旧の授業スタイルを比較しながら、「AI」を駆使した添削方法やClassPad.netを活用した協働型授業の実践例を紹介する。
協賛:カシオ計算機株式会社
京都女子中学校・高等学校 情報教育推進センター/英語科 センター長/教諭
東郷 秀朋
【略歴】
福岡市の私立中高勤務を経て、2016年より現職。
京都女子学園将来構想委員を経て、
現在は情報教育推進センターのセンター長を務める。
2025年8月7日15:30~16:00
テーマ:大学DX対象:大学
D06
不正防止、本人確認機能でオンライン研修(試験)はここまでできる
オンライン授業が増加した大学において顔認証や監視機能など不正防止機能による、信憑性を確保しながらの教員の工数削減の事例、申込み、決済から本人確認など業務も含めた各種法定研修のオンライン化の事例などをご紹介し、具体的な困り事に対しての解決ポイントをお伝えしたいと思います。
株式会社プロシーズ manabi+事業部 事業部長
吉岡 敦也
【略歴】
株式会社プロシーズ設立に参加し、西日本の営業企画責任者。20年間eラーニングの導入の企画、提案を行っております。導入先は官公庁、大学など教育機関、企業と多岐にわたり、「教材設計」「人材育成」「研修のDX化」など様々なお客様の課題に寄り添い、ソリューションを提供しています。
2025年8月8日10:30~11:00
テーマ:教育DX,校務・研修DX対象:全てを対象
D07
教育・研修DXを支える人材の育成とラーニングテクノロジーの活用
教育・研修分野のDXでは,学習の効果・効率・魅力を飛躍的に高めるために,新しい理論とテクノロジーに基づく再設計が求められています.本講演では,生成AIを活用したインストラクショナルデザインなどのグローバルな先進事例を紹介するとともに、それを支える人材育成のヒントを解説します。
特定非営利活動法人デジタルラーニング・コンソーシアム 副会長
寺田 佳子
【略歴】
インストラクショナルデザイナー。
デジタルラーニング・コンソシアム(DLC)副会長。
概OASU常務執行役員。滑w研Advance取締役。
熊本大学大学院教授システム学専攻非常勤講師。
創造的教育支援機構STEAM&P 理事。
米国ATD(能力開発機構)会員。ATD-IMNJ理事。
英国C IPD(人材開発認定機構)会員。
2025年8月8日11:30~12:00
テーマ:教育DX対象:全てを対象
D08
教育DXを加速するeラーニングの今と未来:変革期における最新トレンドと実践事例
関西教育ICT展10周年に、デジタル・ナレッジ代表取締役社長のはが弘明が登壇します。
eラーニングの進化が教育現場にもたらした変革を振り返りつつ、教育DX推進におけるeラーニングの最新トレンドをご紹介。
参加者の皆様が、教育の質向上や学習効果の最大化に役立つヒントを見つけられる30分間です。
株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役社長
はが弘明
2025年8月8日12:30~13:00
テーマ:授業支援対象:全てを対象
D09
世界最高レベルの学習効率の実現で学力と意欲向上を実現したeラーニング
−教員の負担なく知識習得のアウトソーシングが可能に−
学力と意欲の向上は誰もの願いであるが、それを学術的に保障できるeラーニングはなかった。スケジューリングという日本発の先端技術と、言語・知識の基盤である潜在記憶の理論をベースに、膨大な学習内容(英単語等)の全てを対象に、学習者ごと、問題ごとに成績の上昇を可視化し、フィードバックできるeラーニング(マイクロステップ・スタディ)が開発され、社会実装が拡大している。教員はドリルやテストを行う必要がなくなり始め、学力低位の子どもも短期間で成績の上昇をフィードバックできるため、意欲向上を科学的に保証できる段階になった。本講演では、わずか5分程度のeラーニングが英検のスコアを1.77点上げる事実(トップジャーナルに掲載決定)など、学習効率が劇的に上がった理由を紹介する。現在広く推奨されている学習法が非効率であること、知識習得はコンピュータに任せ、創造力・思考力の育成に時間を割くことができるようになることに説明を加える。
国立大学法人 岡山大学 学術研究院教育学域 教授
寺澤 孝文
【略歴】
長野県生まれ。博士(心理学:筑波大学)。人間の記憶と創造的思考(AI)の理論が専門。特に、長期記憶の中でも、言語能力と知識の基盤とされる「潜在記憶」の理論に明るい。潜在記憶が少なくとも半年単位で残り続けることを証明し、その潜在記憶理論をベースに知識習得の自動化を実現するeラーニングを開発。岡山大学の他、大学と高校で5分程度の学習が総合的英語能力試験(GTEC、英検)のスコアを上げることを支持する結果がトップジャーナルに掲載され始めた。香川と大阪の教育困難校で、教師の負担なく、意欲と学力向上が示され始めている。
2025年8月8日13:30~14:00
テーマ:個別最適化,生成AI対象:小・中・教育委員会,高校
D10
すべての生徒の気持ちに寄り添う“AI先生”
〜真の個別最適化を実現する、世界初の共感AIアシスタントとは〜
まるでSFの世界が現実になったかのような超最先端技術による教育革命で、先生方の負担がどれだけ軽減されるのか気になりませんか?本セミナーでは、世界初の共感AIモデルによって、生徒一人ひとりの理解度や感情に寄り添い、リアルタイムに個別最適な学習支援を提供する“AI先生”をご紹介します。教室にある端末だけで人の心の声を理解して寄り添う共感AIアシスタントの仕組みを解説すると共に、実際のデモも実演します。
株式会社ロジカ・エデュケーション 代表取締役CEO
関 愛
【略歴】
19歳で経済産業省の政策実施機関・IPAより、「天才プログラマー/スーパークリエータ」の認定を受け、23歳からは大手有名企業にて新入社員研修の講師を務める。34歳で株式会社ロジカ・エデュケーションを設立。現在はプログラミング教育ブランド「ロジカ式」を全国展開している。
2025年8月8日14:30~15:00
テーマ:個別最適化,生成AI対象:小・中・教育委員会,高校
D11
Canvaが日本の教育シーンにもたらす生産性と創造性
Canvaは直感的な操作性、豊富なデザイン素材、そして強力なコラボレーション機能と生成AI機能を兼ね備え、教育現場に革命をもたらすツールです。日本国内のみならず世界中で爆発的に利用が拡大しています。本セミナーでは、Canvaがどのように「個別最適な学び」や「協働的な学び」の実現させるのか具体的な活用事例を交えながらご紹介します。また、先生方の資料作成や課題準備といった校務を効率化し、働き方改革を推進するCanvaの具体的な活用方法も解説します。教育現場の可能性を広げるCanvaの力にご期待ください。
Canva Japan株式会社 Canva Education Senior Manager
坂本良晶
【略歴】
13年間京都府で小学校教諭を務めた後、2024年よりCanva Japanにジョイン、Canva教育版の導入や研修を担当。
働き方、ICT、生成 AIをテーマに発信、「全部やろうはバカやろう」「Canvaの教科書」「ChatGPTの教科書」等、ベストセラー多数。
2025年8月8日15:30~16:00
テーマ:読書バリアフリー対象:全てを対象
D12
読書バリアフリーへの挑戦と成果―大学図書館とアクセシブルな電子書籍
2024年4月、日本文藝家協会、日本推理作家協会、日本ペンクラブの3団体より「読書バリアフリーに関する三団体共同声明」が発出された。今日では、公共図書館においても自動音声読み上げ機能付きの電子図書館サービスが導入されるなど、視覚障害、発達障害、四肢障害等を有し、紙の印刷物を読むことが困難な人々に向けた取り組みが実践されてきた。本セミナーでは大学図書館として、学生や教員の成果物の自動音声読み上げ機能付き電子書籍の制作、公共図書館と連携して実現する行政資料等の電子化について実践的に探求する。
追手門学院大学 図書館 図書館長
湯浅 俊彦
【略歴】
大阪市立大学大学院・創造都市研究科・都市情報環境研究領域・博士(後期)課程修了。博士(創造都市)。日本出版学会理事。日本図書館情報学会会員。日本ペンクラブ言論表現委員会委員。門真市立図書館協議会委員。図書館振興財団「図書館を使った調べる学習コンクール」審査委員(高校生の部・部会長)
2025年8月7日10:30~11:00
テーマ:園のICT化対象:幼稚園・保育園・認定こども園
E01
芦屋の保育でICT!
〜ICTを活用して探求心を深める〜
芦屋市立認定こども園・保育所では、日々の教育・保育の中で、経験や体験をより豊かにするためにICT機器を取り入れている。取り入れたことで、子どもたちの探求心や協同性、好奇心、表現力等が深まり、学びの幅が広がったことを実感している。今回、ICTを取り入れることで育みたい力や取り入れた理由を実践報告を交えながら報告する。また、ICTをより効果的に活用するために職員の取り組みについても報告する。
芦屋市 市長
高島 崚輔
【略歴】
1997年大阪生まれ。2022年ハーバード大学卒業(環境工学専攻・環境科学・公共政策副専攻)。2023年5月芦屋市長就任。日本史上最年少市長となる。公立学校で「ちょうどの学び」を実現するために力を注ぎ、ユース世代をはじめ、幅広い世代との対話を中心にまちづくりに取り組む。2025年から文部科学省中央教育審議会専門委員に就任。
芦屋市 芦屋市立精道こども園 園長
池永 直子
【略歴】
1992〜 芦屋市に入庁 芦屋市立保育所にて勤務
2018〜 芦屋市役所子育て推進課にて勤務
2022〜 芦屋市立精道こども園にて勤務
2023〜 現在まで同園園長として勤務
芦屋市 芦屋市立緑保育所 クラス担任
上岡 朱里
【略歴】
2004〜 芦屋市に入庁 芦屋市立保育所にて勤務
2023〜 芦屋市役所 こども福祉部 こども家庭室 ほいく課 芦屋市立緑保育所勤務
芦屋市 芦屋市立緑保育所 クラス担任
濱口 真三子 
【略歴】
2020〜 芦屋市に入庁 芦屋市立保育所にて勤務
2023〜 芦屋市役所 こども福祉部 こども家庭室 ほいく課 芦屋市立緑保育所勤務
2025年8月7日11:30~12:00
テーマ:保育園経営,児童発達支援対象:幼稚園・保育園・認定こども園
E02
保育園経営者が目指した児童発達支援事業所とは
〜地域のニーズを理解し継続運営するために考えたこと〜
少子高齢化が進み、来年度から「こども誰でも通園制度」が完全施行される中、未来の子どもたちには個性や才能を伸ばす場が必要です。地域に求められることは、多様な子育て支援と安心できる環境の整備です。保育園経営者が目指す「子どもの才能と個性を伸ばす場所」—こころとそだちの広場にじいろ—は、その理想を実現し、地域の子育て支援の拠点とることを目指します。児童発達支援事業所の現状と課題を踏まえ、地域全体で子育てを支える仕組みづくりについて考えます。
コーディネーター
NPO法人発達わんぱく会 理事長
小田 知宏
【略歴】
社会福祉士、公認心理師。東京大学経済学部卒。2010年にNPO法人発達わんぱく会を浦安市に設立し、理事長に就任。「こころとことばの教室こっこ」を4拠点運営。全国児童発達支援協議会理事、白梅学園大学非常勤講師。
パネリスト
有限会社ホワイト企画 代表取締役・なないろ保育園園長
坂上 公平
【略歴】
2012年龍谷大学経済学部卒業、日本イーライリリー、外資系製薬企業営業職を経て、2017年有限会社ホワイト企画入社、2018年企業主導型保育園なないろ保育園立ち上げ、2022年代表取締役就任、現在に至る。
パネリスト
有限会社ホワイト企画 福祉事業部 主任
福井 直人
【略歴】
2014年龍谷大学経済学部卒業、大阪トヨペットを経て、2022年有限会社ホワイト企画入社、福祉事業部主任就任、2023年児童発達支援「こころとそだちの広場にじいろ」立ち上げ、現在に至る。
2025年8月7日12:30~13:00
テーマ:メディアリテラシー対象:小・中・教育委員会,高校,大学,図書館関係者
E03
DX&アイデアで教育実践にキャッチアップ:
インフォメーション・ヘルスアワードとメディア・リテラシー
インターネットの発展により、私たちは情報の「飽食」と「偏食」に直面しています。情報の適度なバランスを意識する「情報的健康(インフォメーション・ヘルス)」が非常に重要です。本講演では、「インフォメーション・ヘルスアワード」、「メディアリテラシーかるた」、「災害の記憶デジタルミュージアム」の取り組みを紹介し、情報的健康の実現に向けたNHK財団の取り組みを紹介します。
一般財団法人NHK財団 社会貢献事業部 技術主幹
石井 啓二
【略歴】
▪1990年4月 日本放送協会(NHK)入局
▪1990〜1993年7月 NHK宮崎放送局 番組技術
▪1993年7月〜 放送技術研究所 表示・光デバイス
  主に、大画面・高精細ディスプレーの研究開発
  新機能デバイス研究部長、研究企画部長を経て、2021年7月より 研究主幹
▪2022年7月〜 NHKエンジニアリングシステム(NES) 技術主幹
▪2023年4月〜 NHK財団 社会貢献事業本部 技術主幹
  メディア技術活用による社会貢献事業推進
▪所属学会
  映像情報メディア学会
  電子情報通信学会
  SID (Society of InformationDisplay)
2025年8月7日13:30~14:00
テーマ:授業支援対象:小・中・教育委員会
E04
アクティブルームの活用とAL実践事例
主体的で協働的、そして深い学びを実現するためには、学習環境の整備が欠かせません。しかし、「アクティブラーニング教室」をどのように活用すればよいのか、悩んでいる先生方も多いのではないでしょうか。ここでは「本気を引き出す学習課題作りと場作り」、さまざまな教科や場面で行われた実践を通して、児童にどのような変化が見られたのか、また学習効果としてどのような成果が得られたのかをご紹介します。
協賛:株式会社ガイアエデュケーション
神戸市立菅の台小学校 主幹教諭
清水 啓
【略歴】
神戸授業マイスター、総務学習担当
2025年8月7日14:30~15:00
テーマ:生成AI,授業支援対象:小・中・教育委員会
E05
英語を使って渋谷を世界に発信!
〜AI英会話を活用した新たな学びへの挑戦〜
渋谷区では、AI英会話アプリ「ELSA for Schools」を全区立中学校に導入し、生徒一人ひとりの発音やアクセントをAIが即時評価する個別最適化学習を実現。また、探究的な授業や留学生との交流を通じて、実践的な英語力と学習意欲の向上を図る先生方の取組を紹介します。
協賛:駿台グループ
渋谷区教育委員会 事務局教育指導課 統括指導主事
柳田 俊
【略歴】
東京都文京区出身。北区で7年間、文京区で6年間小学校の教員として勤めた後、2021年から渋谷区教育委員会に指導主事として配属される。2025年から統括指導主事。
2025年8月7日15:30~16:00
テーマ:特別支援教育対象:小・中・教育委員会,高校
E06
とりかい喫茶セルフオーダーシステム(TCSシステム)
飲食店などで活用されてる注文のシステムを授業でも活用できないか、と思ったことがTCSシステムを作成するきっかけでした。身近にある無料のアプリを連動させているところがTCSシステムの特徴です。TSCシステムを授業で活用してから注文数が増え、生徒の接客スキル向上に繋がってきています。また、会計時に使用しているレジもICT機器を活用しています。時代の流れに即した職業教育を展開していけるよう日々心がけています。
大阪府立とりかい高等支援学校 教諭
河野 典子
大阪府立とりかい高等支援学校 教諭
萬 萌絵
大阪府立とりかい高等支援学校 教頭
金田 裕介
2025年8月8日10:30~11:00
テーマ:ICT利活用,保育対象:幼稚園・保育園・認定こども園
E07
はじめよう!保育でのICT活用
〜何から始めて、何に気を付け、幼児に何が育つのか〜
各園で保育システムが導入されはじめ、教職員の働き方も変化してきました。さらに、保育でのICT活用も徐々に進みつつも、試行錯誤が続いています。そこで、園の保育でICTを導入する時に、何から始めて、何に気を付ければいいのか?実際に導入経験のある管理職と一緒に、その経過を振り返ります。また、幼児がICTを活用することで何が育つのかを整理します。
コーディネーター
園田学園大学 こども学部 教授
堀田 博史
【略歴】
長年、幼児とメディアに関する科学研究費を受託。また、NHK for School「あそぼう まなぼう 幼稚園・保育所のひろば」を監修。全国の幼児教育とメディア活用に関する講演多数。現在、園田学園大学こども学部教授。
パネリスト
社会福祉法人檸檬会 副理事長
青木 一永
【略歴】
国家公務員として勤務の後、檸檬会に入職し園長職を経て現職。副理事長として全国の施設運営や職員育成を行うほか、大学非常勤講師も務め、理論と実践の架け橋を目指している。博士(教育学)。
主な著書「子ども大人も楽しくなる!つながる保育スタートBOOK −プロジェクト・アプローチ−を通して探究を支える」(東洋館出版社)「主体的な保育者になるための88の思考法 −マンネリの壁を超える!−」(中央法規)
2025年8月8日11:30~12:00
テーマ:保育対象:幼稚園・保育園・認定こども園
E08
子どもの人権を守る保育の変化
近年の不適切保育への対応が早急に進められており、保育を取り巻く環境も大きく変化してきます。法律の制定や日本版DBS制度なども相次いで導入されています。子どもの人権を大切にする保育のあり方についての基礎的な理解を踏まえた上で、それらを取り巻く環境の変化について学んでいきましょう。
大阪教育大学 健康安全教育系教育学部教員養成課程家政教育部門 教授
小崎 恭弘
【略歴】
兵庫県西宮市初の男性保育士ととして保育所等に勤務。自らの育児休業の経験から、父親の育児支援研究を行う。また保育者の専門性や子育て支援などについて研究を行う。現在は、中高家庭科教員と小学校教員の養成に関わる。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。元大阪教育大学附属天王寺小学校長。
2025年8月8日12:30~13:00
テーマ:情報セキュリティ対象:大学
E09
校務DXで求められるゼロトラストと認証・認可の関係
各教育委員会で「次世代の校務DX環境」に向けた整備が進められる中、令和7年3月に改訂された文部科学省「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」において、情報セキュリティの概念として「リスクベースのアクセス制御」と「ゼロトラストセキュリティ」が示されました。本講演では、このゼロトラストの重要な要素である「認証」と「認可」、そして「ID管理」について、教育委員会における実例を交えながら解説します。
エクスジェン・ネットワークス株式会社 マーケティング部 部長
前田 祐一郎
2025年8月8日13:30~14:00
テーマ:産官学連携対象:全てを対象
E10
産官学連携による高度データサイエンス人材の育成について(仮題)
国立大学法人 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター
2025年8月8日15:30~16:00
テーマ:特別支援教育対象:小・中・教育委員会,特別支援学校
E12
「ICT×ドラム×地域連携によるインクルーシブな音楽体験の場づくり」
〜「ポチポチ版」と「ショコドラさくらフェス」の取り組み〜
「ポチポチ版」は、ICTを活用したドラム演奏のためのオリジナル動画教材です。誰でも気軽に楽しめる特長から、特別支援学校をはじめ、小中学校や地域でも活用が広がっています。ここでは、公民学連携によって実現したインクルーシブなドラム体験プログラム「ショコドラ」と、その集大成となる音楽イベント「ショコドラさくらフェス」を例に、ICTの活用が子どもたちの意欲や主体性を育む原動力となった経過を紹介します。
元大阪音楽大学 教授
園田 葉子
【略歴】
大阪府豊中市で中学校・特別支援学校の音楽教員として38年間勤務し、その後、大阪音楽大学で教員養成に携わる。その傍ら、2007年よりD。D。D。クラブ(任意団体)代表として活動。現在はICTを活用したドラム体験を通じ、障がいの有無を問わず誰もが参加できる音楽活動を展開。出前授業や地域イベントを通じて、楽しさや達成感を味わい、自信や生きがいを育める場づくりに力を注いでいる。
大阪音楽大学 教職 非常勤講師
園田 政則
【略歴】
2023年度まで大阪府立吹田支援学校で首席を務め、1998年の創立以来、25年間にわたり同校に勤務。特にICTを活用した教材開発に力を注いできた。2024年度より大阪音楽大学にて特別支援教育の講義を担当している。また、長年にわたり障がい者の音楽活動支援に幅広く取り組んでいる。
2025年8月7日13:00~14:00
テーマ:学習環境デザイン対象:小・中・教育委員会
F01
「習得」ー「活用」ー「探究」の3つの学びの場の相互作用を目指したカリキュラムの提案
〜学習環境デザインの視点から〜
SOLANでは、子どもの自立・自律した学習者を育成するために個人探究を軸にしたカリキュラムを構築した。「習得」―「活用」―「探究」の3つの学びを学習対象や学習目標の視点からさらに5つの学習様式に分類している。これは教師が授業デザインをする際の道標的な役割である。これらの実践例について紹介したい。(公益財団法人パナソニック教育財団 2025年度 実践研究助成 成果報告会)
発表者
瀬戸SOLAN初等中等部 副校長
三宅 貴久子
アドバイザー
日本女子大学 名誉教授
吉崎 静夫
2025年8月7日14:30~16:00
テーマ:働き方改革対象:小・中・教育委員会
F02
TTPを“文化”に変えたのは、働き方改革だった──公立小の挑戦と実践記録
本校では、先進校の実践を「TTP(徹底的にパクる)」ことで共有し、教員全体で“なるほど”を生み出す授業改善に取り組んできました。担任の授業だけでなく、専科や特別支援学級まで巻き込みながら、共通の学びの型「アジャイル学習」が学校文化として定着しつつあります。こうした挑戦の背景には、教員の負担を減らしながら試行錯誤を続けられる“働き方改革”の実践がありました。「一部の実践」から「全員の文化」へ――その仕組みとプロセスを、公立小ならではの視点でご紹介します(公益財団法人パナソニック教育財団 2025年度 実践研究助成 成果報告会)。
発表者
葛飾区立東金町小学校
校長 河村 麻里
豊田 大登
アドバイザー
青山学院大学 教授
北澤 武
セミナー調整中
関西教育ICT展事務局 (株) テレビ大阪エクスプロ
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-1-7
TEL:06-6944-9918 | FAX:06-6944-9912
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