師範詳細

本名／天井俊明。1958年夏、村上市（旧　神林村）に生まれる。祖父が書道の先生をし、叔父も墨絵を。特に習ったこともありませんでしたが、少しくらいはそのDNAを分けてもらっているのかもしれません。中学から始めた剣道。年齢的には正直遅い方。しかし偶然が重なり高校では素晴らしい先生との出逢いがありおかげさまでインターハイ個人、国体と出場。努力と工夫を学ぶ（現：剣道教士七段）。そしてこの年齢になり、その時以来の衝撃的な出逢いの己書。杉浦正総師範の生き方に感銘しました。
　宮本武蔵も剣術と書で独自の世界を築いたと言いますが、少しでもこの出逢いにあやかり、想いを自分なりに伝えて行ければいいなと思っています。中学の時に先輩が発した言葉「努力ナキトコロニ　実力ナシ」が信条。

己書の魅力はズバリ心のままに自由に描くことができ、そしてその人ならではの世界へ自分自身を誘（いざな）うことが出来ることではないでしょうか。
最初の衝撃は「２度書きOK！」。ご存知のように書道に於いてはご法度。そして「逆書きOK」。「なんじゃァそれ？」ですよね。そして、人間として生きていく上で大切な言葉の数々。「感謝」「ありがとう」「おかげざまで」。貰って嬉しい、そしてあげて喜ばれる葉書、色紙etc。なんて自由で楽しいんだ。必ずそう思えると思います。