授業のワンポイント
日本の冬や夏にふく季節風
■日本の冬や夏にふく季節風
探Q実習3では、冬や夏の天気や気温の特徴が顕著な日の気象データを手がかりに、冬や夏の典型的な気圧配置を見いださせます。さらに、その気圧配置と、生じる季節風の特徴を関連づけて説明できるようになることがねらいです。
実習で必要なアメダスの観測データは、気圧、気温、湿度、風向・風速、降水量、天気などです。しかし、アメダスで観測している気象要素は、観測所によって異なります。降水量を観測する観測所は、全国に約1300か所あります。このうち、風向・風速、気温、日照時間を観測しているのは、約840か所(約21km間隔)です。雪の多い地方などの約330か所では、積雪も観測しています(2024年時点)。必要な気象データが得られる最寄りの観測所を確認しておきましょう。
気象庁のwebサイトでは、実況のアメダスの観測結果は地図形式で表示され、過去2日分しか閲覧できないため、本実習では、「過去の気象データ検索」を用います。また、過去の雲画像は、「ひまわり8号リアルタイムWeb」で、2015年ごろまでのものが閲覧できます。
<気象要素>
気象庁「過去の気象データ検索」
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php
<天気図>
気象庁「過去の実況天気図」
https://www.data.jma.go.jp/yoho/wxchart/quickmonthly.html
気象庁「天気図」
https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/
■すじ状の雲をつくる実験
冬の日本海上や太平洋上に発達するすじ状の雲をつくるモデル実験で、冷気はシベリア高気圧からふき出す大気、ぬるま湯を入れたバットは日本海を表しています。冬の日本周辺で見られるすじ状の雲がどこでできやすいか明らかにすることを目的としています。
ボール紙で、冷たい空気をためる箱と滑走台をつくり、この装置とぬるま湯を入れたバットをつなぎます。ビーカーに入れたドライアイスを箱に入れ、バットの上の変化を観察しましょう。ドライアイスは、常温下で気化し続けているので、換気ができる場所で密封せずに保管します。できるだけ実験当日に仕入れて、新聞紙などに包んで保管するとよいでしょう。

■天気を予想することはできるだろうか?
教科書p.129〜130のみんなで探Qクラブでは、学習した内容を総合的に活用して天気予報を行わせます。学んだことを関連づけながら日常生活に適用させることで、学習内容の深い理解と本単元を学習した意味や意義を実感させましょう。
必要な気象データは、一般的な天気予報で扱われているデータを参考にしても構いません。天気図や雲画像、気象要素は2〜3日分あるとよいでしょう。Webサイトのデータ内容や閲覧先について事前に確認しておきましょう。
予報内容など、具体的なゴールを示しておくようにしましょう。気温や湿度、気圧などは、数値ではなく特徴を言葉で説明する程度で構いません地域の気象要素の変化などではなく、日本付近の気圧配置のような広域的スケールから分析を進めさせるほうがよいでしょう。
[地球]地球の大気と天気の変化
4章 大気の動きと日本の四季
(教科書p.108〜123)
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