授業のワンポイント
生物のなかま分け
■生物のなかま分け
いろいろな生物を比較して見いだした共通点や相違点を相互に関係づけると分類できること、同じなかまに分類されたものには共通点があることを理解させます。
この実習は、次の手順で進めるとよいでしょう。
@生徒たちにいくつかの生物名を挙げさせたり、教科書p.7の観察1で見つけた生物を掲示したりして、具体的に生徒たちが知っている生物を示します。
<生物の例>
アサガオ、イカ、ウミガメ、カエル、クマ、クワガタムシ、コンブ など
Aこれらの生物をなかま分けするにはどうしたらよいかを問いかけ、課題を明確にさせます。観点と基準については、具体例を示して説明します。
B生物の特徴に注目して、なかま分けの観点、基準を考えさせます。その際、仮説を立てた根拠を明確にさせます。
C生徒たちが知っている生物を20種類程度挙げ、それらをカードにして掲示したり、付せん紙に書き出したりさせます。そして、各々が考えた仮説をもとになかま分けをさせ、仮説が正しいか検証させます。
Dなかま分けの結果は、観点や基準、分けた結果がわかるように表や図にまとめさせ、ほかの生徒に紹介できるようにさせます。
E時間に余裕があれば、観点と基準を変えてもう一度なかま分けを行わせます。
仮説の検証方法としては、実際に生物を観察することが理想的ですが、多くの生物を詳しく観察することは難しく、観察が困難な生物もいます。そこで、図鑑やインターネット、観察1で作成した観察カードなどを用いて、できるだけ自分が必要とする情報を調べさせるようにするとよいでしょう。
既存の知識を使って、系統分類で分けようとする生徒もいます。生物の特徴に基づいて分けた結果として「科」があるので、「科」をもとになかま分けすることはここではあまり適当ではありません。しかし、生徒の考えを否定するのではなく、「科」に基づいて分けようとしている生徒がいたら、それらがもつ共通の特徴に注目させるとよいでしょう。

「生活場所」に注目して分類した例
■身近に咲く花のなかま分け
植物に限定してなかま分けの観点を考えさせることで、共通点を見いだしやすくします。観察1で実際に観察した植物の花などを20種類程度挙げさせ、上記の方法と同様になかま分けの観点を考えさせます。
例えば、花の色に注目すると、次の表のように分けることができます。

「花の色」に注目して分類した例
[生命]いろいろな生物とその共通点
1章 植物の特徴と分類
(教科書p.18〜35)
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