高校入試分析
ディベート問題
■ディベート型読解問題
制服着用の是非がテーマのディベートを題材とした読解問題です。賛成側と反対側のそれぞれの意見を読み取って設問に答える形式になっており,このような問題を解くためには解くためには論点を整理することが重要です。
■論点整理
ディベートの流れをスムーズに理解するために,まずは賛成側と反対側,それぞれの主張の論点をしっかりと把握することが大切です。今回の論点は以下の通りです。
1番目(利点)→勉強に集中できる・服選びに時間を取られない
2番目(欠点)→自分自身を表現できない・好きなものを示せない
3番目(利点)→同じ服を着ることは,共に取り組んだり,チームの一部であると感じたりすることを助ける
4番目(反論)→違う服を着ていても助け合うことはできる
県から発表された正答率は以下の通りでした。
(1)@73.5% A53.2% B59.6% C43.1%
(2)4.8%
最後の25語以上で記述する英作文を除けば,約6割の生徒が正答できており,これは予想以上に良い結果と言えます。
■身近なテーマで論理的思考力と表現力を磨く
ディベート形式の問題は,社会の多様なテーマを扱います。これらの問題に効果的に解答するためには,それぞれのテーマに対して自分なりの意見を持っていることが不可欠です。「給食か弁当か」「グループ学習か個人学習か」「ペットを飼うべきか否か」「スマートフォンを学校で使ってもよいか否か」などの身近な事柄を題材に,日本語で深く考察し,自分の意見を構築する経験を積むことが重要です。
問題提供:株式会社 英俊社
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