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今知りたい授業のワンポイント

植物の共通性・多様性を見つける

理科 3年生 2025/5/8

■根の観察

 根の観察には、児童が成長を観察するために育てている個体ではなく、植物の体のつくりの観察用に育てている個体を使います。根が傷むと、植え直した後に育ちにくくなったり、枯れたりする場合があります。根の観察で、根についた土を落とす際にいくらかは根を傷つけてしまうので、今後も成長を観察していく植物は使用しないようにしましょう。

土を洗い落とす際、水道の流水を直接当てないようにする。

■植物の共通性・多様性

 植物の体は、どれも、根・茎・葉からできています。
 また、植物の葉・茎・根にはさまざまな形のものがありますが、植物の種類によって共通した形が見られることもあります。
 種子をつくる植物(種子植物)のなかの被子植物には、双子葉類と単子葉類があり、それぞれ葉や根に共通した特徴がみられます。

【葉の形】
 葉は基本的に、托葉・葉柄・葉身の3つの部分からなります。種類によっては、いずれかを欠く葉もあります。
 ヒマワリのように葉身が1枚の葉を単葉といい、マリーゴールドやジャガイモのように、葉身が2枚以上の小葉からなる葉を複葉といいます。

【根の形】
 大きく分けて、太い主根から細い側根が出ているものと、細いひげ状の根が1か所から多数出ているものとがあります。

★5月の植物栽培情報

 たねをビニルポットにまいた場合、植物が育ってくると、根が十分に伸びず、育ちにくくなります。葉が4〜6枚になったら、プランターや花壇に植え替えを行いましょう。
 連作障害の予防のためには、毎年、場所や土を替えて栽培したいものですが、難しい場合は、土を深く耕して表面と内部の土を入れ替える「天地返し」を行う、肥料を混ぜて土づくりを十分に行う、第3〜6学年まで同じ花壇で持ち上がることなどが考えられます。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

植物を調べよう(2) 植物の育ちとつくり(教科書p.40〜45)

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