今知りたい授業のワンポイント
水の流れと地面の傾きの調べ方
■バットとビー玉で地面の傾きを調べる方法
【水の流れている所を調べる】
水の流れがある所を探して、バットの中心にビー玉を置き、その動きを調べます。もし、雨が止んだり、小降りだったりして、水の流れの向きがわかりづらいときは、少し水を足して流れの向きを調べても構いません。
【水たまりを調べる】
鉄棒の下など水たまりができている場所で、水たまりと地面の境目あたりにバットを置き、地面の傾きを調べます。水たまりを1周するようにバットを数箇所に置きましょう。水たまりに向かって、地面が低くなっていることをとらえやすくなります。

■液体の気泡の位置で調べる方法
バットにビー玉を置く方法以外にも、液体の入ったペットボトルの気泡の位置で調べる方法もあります。せまい範囲での地面の傾きを調べるのに適しており、持ち運びも容易です。液体に水を使う場合は、インクなどで着色しておくと、気泡の位置がわかりやすくなります。
アンプルタイプの液体肥料なども、サイズが小さく、液体に色がついているため、使い勝手がよいです。
■雨どいを使用して調べる方法
バットの代わりに雨どいを使用する方法もあります。雨どいはバットより長い距離の観察ができるため、水の流れの起点と終点を意識しやすくなります。
バットに置いたビー玉は、平面(2次元)での方向を調べることができますが、雨どいの方法は、直線(1次元)での向きになります。児童の発達段階に応じて、情報量を減らすために、雨どいの方法を用いることも考えられます。
★4月の植物栽培情報
ヒョウタンは、ビニルポットで発芽させ、プランターや土に植え替えます。
支柱を立て、つるを誘引させます。茂りすぎた場合は、弱い子づるを切り落としましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
自然の中の水のゆくえ(1)[3]地面を流れる水のゆくえ(教科書p.28〜37)
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