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今知りたい授業のワンポイント

見積もりを使って

算数 6年生 2024/11/28

■「見積もりを使って」の系統

 第1学年から第3学年までは、児童は、「買えますか?買えませんか?」で、見積もりの素地になる活動に取り組んできました。「見積もりを使って」については、第4学年から第6学年で系統的に扱っており、次のような内容になっています。

〈第4学年「見積もりを使って」〉
 ・およそ100、200、1000などのまとまりをつくって考える。

〈第5学年「見積もりを使って」〉
 ・1000円をこえる分とこえない分を差し引いて考える。
 ・加減の場面で、切り捨てて少なめに、切り上げて多めに見積もる。

〈第6学年「見積もりを使って」〉
 ・乗除の場面で、切り上げと切り捨てを組み合わせて使い、多め、少なめに見積もる。
 ・25×4=100のような計算になるように工夫して見積もる。

■切り上げ・切り捨てを使った見積もり

 教科書p.184で扱っているのは、乗除の計算において、切り上げや切り捨てを上手く使って、真の値の範囲を判断する方法です。
 少なめに見積もるには、れんさんのように、わられる数を切り捨てて、わる数を切り上げる方法があります。多めに見積もるには、ゆいさんのように、わられる数を切り上げて、わる数を切り捨てる方法があります。この2つの方法を組み合わせると、500杯と1000杯の間に真の値があることがわかります。
 なお、除法の場面で少なめに見積もる方法としては、
 ・わる数だけを切り上げて 2400000÷4000
 ・わられる数を切り捨てて 2000000÷3250
 多めに見積もる方法としては、
 ・わられる数だけを切り上げて 3000000÷3250
 ・わる数を切り捨てて 2400000÷3000
といった方法もあります。

見積もりを使って(教科書p.184〜185)

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