今知りたい授業のワンポイント
見積もりを使って
■「見積もりを使って」の系統
第1学年から第3学年までは、児童は、「買えますか?買えませんか?」で、見積もりの素地になる活動に取り組んできました。「見積もりを使って」については、第4学年から第6学年で系統的に扱っており、次のような内容になっています。
〈第4学年「見積もりを使って」〉
・およそ100、200、1000などのまとまりをつくって考える。
〈第5学年「見積もりを使って」〉
・1000円をこえる分とこえない分を差し引いて考える。
・加減の場面で、切り捨てて少なめに、切り上げて多めに見積もる。
〈第6学年「見積もりを使って」〉
・乗除の場面で、切り上げと切り捨てを組み合わせて使い、多め、少なめに見積もる。
・25×4=100のような計算になるように工夫して見積もる。
■切り上げ・切り捨てを使った見積もり
教科書p.184で扱っているのは、乗除の計算において、切り上げや切り捨てを上手く使って、真の値の範囲を判断する方法です。
少なめに見積もるには、れんさんのように、わられる数を切り捨てて、わる数を切り上げる方法があります。多めに見積もるには、ゆいさんのように、わられる数を切り上げて、わる数を切り捨てる方法があります。この2つの方法を組み合わせると、500杯と1000杯の間に真の値があることがわかります。
なお、除法の場面で少なめに見積もる方法としては、
・わる数だけを切り上げて 2400000÷4000
・わられる数を切り捨てて 2000000÷3250
多めに見積もる方法としては、
・わられる数だけを切り上げて 3000000÷3250
・わる数を切り捨てて 2400000÷3000
といった方法もあります。
見積もりを使って(教科書p.184〜185)
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