今知りたい授業のワンポイント
冬休みに入る前に確認しておきましょう
■自己肯定感を高める活動に
夏休み後から冬休み前までの学校生活や活動、行事、学習などを通して、「楽しかったこと」「できるようになったこと」「頑張ったこと」「上手になったこと」などの視点から自分自身を振り返ります。
振り返った内容について、ペアやグループで交流する活動を取り入れると、互いの頑張りを認め合ったり、知らなかった自分の良さに気づいたりすることができ、自己肯定感の向上にもつながります。
■年間を通した振り返り活動について
振り返りの項目は、1学期と同じ「楽しかったこと」「できるようになったこと」ですが、2学期は特に行事や活動、学習において感じた内容に目を向けさせましょう。
1学期にはできなかったことができるようになったり、できていたことでも上達したりなど、成長の観点は子どもによって異なります。多角的な視点を持ち、多様な気付きを認めて褒め、3学期へとつなげましょう。
■ふゆ休みを たのしもう!
冬はどうしても「寒い」「外に出るのがおっくう」「生命の息吹が感じられない」などマイナスイメージが先行します。それを払拭するため、「冬の楽しさ」を発見することをメインの活動とし、年末年始の行事、地域や家庭での活動に目を向けさせましょう。
教科書p.93のQRコードを読み取ると、「おうちで もっと せいかつか」のwebページが表示されます。さまざまなワークシートがダウンロードできますので、冬休み中の生活科の学習にご活用ください。
■むかしからの あそびを たのしもう
配当外ですが、可能な場合は、12月半ば〜下旬のタイミングで学習するとよいでしょう。
この単元では、地域に住むお年寄りなどから昔の遊びを教わったり、一緒に遊んだりする活動を行います。活動を通じて、昔の遊びの楽しさや地域の方の温かさなどを実感します。
学校によっては年間行事になっているところもあります。毎年交流があり、地域の方も活動内容を熟知されている場合でも、必ず事前に打ち合わせを行い、活動のねらいなどを確認しておきましょう。
■地域の方と一緒に
地域の方やお年寄りと一緒に昔遊びを楽しむ場合は、子どもたちに、挨拶やお礼などマナーを大切にするよう話しましょう。
始める前は「今日はよろしくお願いします」、活動中は「どうすればいいですか」「やり方を教えてください」、終わったら「ありがとうございました」などを言えるよよう指導しておきましょう。
また、この活動は、コミュニケーション能力を培う機会になります。子どもたちが地域の方に積極的にかかわることができるよう働きかけましょう。
もう すぐ ふゆ休み これまでを ふりかえろう(教科書p.92)
ふゆ休みを たのしもう!(教科書p.93)
むかしからの あそびを たのしもう(教科書p.108)
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