今知りたい授業のワンポイント
はこの形
算数 2年生 2025/1/30
■箱の観察
箱を構成する要素は、面、辺、頂点です。しかし、漠然と箱を観察させるのでは、これらの構成要素を捉えさせることができません。
そこで、初めは主に箱の面についての特徴を調べさせてその理解を深めるようにし、その後、辺や頂点に焦点を当てるようにしましょう。
教科書p.95〜98で取り上げる箱の形は、直方体、立方体であり、これらの箱の形の面には、下の3つの場合があります。
ものさしや三角定規を使って面の形について調べさせ、その後は箱の面を紙に写し取って調べさせるなどして、次の特徴を体得させましょう。
・箱の面は、長方形や正方形の形をしていて、全部で6つあること。
・箱には、同形同大の面が、2つずつ向き合って3組あること。
・箱には、辺が12本、頂点が8つあること。
・箱には、同じ長さの辺が4本ずつあること。

■長方形や正方形の定義を振り返る
面の形を見て、長方形や正方形と判断できても、そういえるわけをどのように説明してよいかに戸惑う児童がいます。その際には、「12 三角形と四角形」の教科書p.47やp.48を振り返らせ、長方形や正方形の定義を確認させましょう。そして、かどの形や辺の長さを調べるように促すとよいでしょう。
長方形…かどがみんな直角になっている四角形
正方形…かどがみんな直角で、辺の長さがみんな同じ四角形
16.はこの形(教科書下巻p.95〜102)
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