今知りたい授業のワンポイント
時こくと時間
算数 3年生 2025/4/24
■時計から数直線へ
時間の概念をより一層深めさせるために、時計による理解から数直線の上での理解へと徐々に移行させていきます。
針が進んだ目盛りの数を数えることで経過時間を求めてもよいですが、時間の流れを表している数直線の上で、正時や正午を区切りとして考えることで、経過時間が数値的な計算でも求められることを理解させましょう。
時刻と時間を表した数直線をよみ取ることが難しい児童には、次のように指導するとよいでしょう。
・時間は、「〜から〜まで」というように、時刻と時刻の間を示す表現であることに気づかせる。また、時刻を目盛った数直線上で、矢印の長さが時間を示していることに着目させる。
・数直線上で、矢印の両端の点がそれぞれ時刻を示していることに着目させる。

■短い時間の量感
1秒の量感を単体で理解することは難しいことです。
そこで、デジタル時計の表示やアナログ時計の秒針に合わせて、1秒間隔で繰り返されるリズムを体感させます。
1秒が単体でどれほどの時間なのか知るよりも、50m走の記録などのように、明らかに1分よりも短い時間を表すときに「秒」という単位を使うという理解のほうが大切です。
ストップウォッチを使って次のようなゲームを行ってもよいでしょう。
・何秒間目を閉じて片足で立っていられるか
・何秒間鉄棒にぶら下がっていられるか
[4]時こくと時間(教科書上巻p.50〜55)
アンケート
よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。