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今知りたい授業のワンポイント

(3けた)÷(1けた)の筆算

算数 4年生 2025/4/17

■はじめの位に商が立たない筆算

 教科書p.43の「252÷6」の計算では、「2÷6」で百の位には商が立たなくて、次の十の位から商が立つことを理解させることが指導の要点です。
 はじめの位に商が立たないわり算の筆算は初めてなので、ここでは、抽象数だけで考えさせるのではなく、色紙252枚を見せたり、具体物を操作させたりして考えさせるようにするとよいでしょう。

●色紙を使って考える

1.まず、100の束2つを6等分させます。
  2÷6
  「2÷6」はできないので商は百の位に立たないことに気づかせます。

2.次に、既習の「120÷3」の計算(教科書p.5)を振り返らせるなどして、100の束2つを10の束20にして、合計25を6等分させます。
  25÷6=4あまり1

3.商の4は10の束4つであり、このことから商は十の位から立つことを理解させます。

4.その後は、これまでと同じ方法で処理させます。

■1桁でわるわり算の筆算の代表的な誤答例

 アもイも、手かくし法を活用し、商の立つ位置に注意させれば誤りを防ぐことができます。ウは、「0÷7」で0を立てるところに注意させましょう。

[3]1けたでわるわり算の筆算(教科書上巻p.36〜47)

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