今知りたい授業のワンポイント
たしざん
算数 1年生 2024/9/19
■補数の練習
数図ブロック盤の有効な点は、数図ブロックを並べたときに空いているところをみることで補数が視覚化できることにあります。
さらに、数図ブロック盤や数図ブロックを使わなくても数字の7をみて即座に補数は3と答えられるように、補数に習熟させましょう。そのためには、授業のはじめに1〜9の数字カードを用いて10になる補数を練習するとよいでしょう。

■計算の仕方を唱えること
この時期の児童は数図ブロックを操作しながらも自然に声が出ることが多くあります。この特性を生かして、計算の仕方を見出せるようにしましょう。
声に出して計算の仕方を見出させるとある程度騒々しくなりますが、数図ブロックを操作して考えた計算の仕方を練り上げるための重要な過程です。言い換えれば、次に示すように、操作から記号化へ高めるための重要な橋渡しをしているのです。
また、声に出して計算の仕方を唱える活動を行っていくことは、説明する力、言語的表現力を育てていくための第一歩となります。p.62の黒板の左の囲みで話し方(話す内容や順番)をわかりやすく例示しているので、この言い方をもとにして隣の席どうしで順番に計算の仕方を唱えさせるようにしましょう。

13.たしざん(2)(教科書p.60〜69)
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