今知りたい授業のワンポイント
ひき算の筆算
算数 3年生 2025/4/17
■補助数字を書かせる指導
ひき算はたし算に比べ苦手意識をもっている児童が多いです。特に、繰り下がりの複数出てくるひき算は、苦手な児童が多く見られます。
筆算はアルゴリズムにのっとって計算を行うことで、確実に答えにたどり着きます。その筆算のよさを児童が理解できるよう、まずはきちんと繰り下がりの際の補助数を書かせる指導を行いましょう。

■繰り下がりが上位2桁に及ぶ筆算
ひき算の筆算の仕方で一番難しいのは、繰り下がりが2桁に及ぶ筆算です。一の位のひき算ができず、十の位から繰り下げようとしても、十の位が空位のために戸惑うからです。
実際の指導では、計算の手順を説明する言葉と対応させて計算棒を操作して、繰り下がりの仕組みを捉えさせるとよいでしょう。
時間はかかっても計算棒を操作して考えさせ、百の位からの繰り下がりを丁寧に指導し、形式化を急がないようにしましょう。
■4桁の数の筆算
4桁の数の筆算を学習する上で大切なことは、4位数になっても2位数や3位数のたし算・ひき算とまったく同様に、位を揃えて筆算すると計算できるということです。
さらには、何桁になっても筆算のアルゴリズムに従えば計算できることや、そのよさに触れるようにすることが重要です。
しかし、4桁になると繰り上がりが3回になる場合もあります。そのような場合、速さを追求せず、丁寧に正確に計算できるようにすることが大切です。また、答えの確かめをする態度を身につけておきたいものです。
[3]たし算とひき算の筆算(教科書上巻p.36〜43)
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