今知りたい授業のワンポイント
台風の動きと構造
理科 5年生 2025/6/12
■台風の動き
台風は、基本的にはその周辺の大規模な大気の流れによって移動します。例えば北西太平洋域では、台風を移動させる代表的な大気の流れは、赤道近くの貿易風や中緯度の偏西風、太平洋高気圧に伴う風です。
また、台風自身の大気の流れによっても台風は移動します。地球の自転によるコリオリの力の大きさが赤道に近いほど小さく高緯度ほど大きいことにより、台風中心の東側では時計回りの、西側では反時計回りの二次的な渦が生じ、台風の中心付近では北向きの流れとなり、北向きに移動します。

■台風の構造
発達した台風の中心付近には雲のない領域があり、「台風の目」とよばれています。目の周りは、非常に発達した雲に取り巻かれていて、これを「目の壁雲(アイウォール)」とよび、激しい雨が降り続く暴風域になっています。
その外側には、「目」に向かってらせん状に巻きこむような帯状の雨域が何列も並んでいる構造が見られます。この帯状の雨域を「スパイラルランド」と呼びます。
★6月の植物栽培情報
ヘチマの栽培は、オモチャカボチャなどでも代替できます。カボチャは、夏になると勢いよく成長するので、親づると子づるを摘み取ると管理しやすくなります。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
天気の変化(2)台風と気象情報(教科書p.64〜69)
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