今知りたい授業のワンポイント
なんばんめ
算数 1年生 2024/11/14
■「17.ものと ひとの かず」での文章題の学習の進め方
「17.ものと ひとの かず」では、1時間の学習で2問を基本として文章題を扱う構成にしています。1問目は主として一斉学習で、全員の考えを練り上げるように取り扱い、ねらいとする「思考法」を身に着けさせるよう展開します。2問目は、その考え方を適用して、できるだけ自力解決させることによって、考え方の深化・定着を図ります。このとき、個々の児童に応じて、個別指導を行いましょう。個別指導では、問題場面の理解を援助し、「ひとりで考えることができた」と思わせるような指導をしましょう。
■「前にいる人数」と「何番目」
児童は、乗り物に乗った経験などから、自分の前に人が7人並んでいたら、自分はその次だという状況は理解できているでしょう。しかし、「何番目」かを問われれば、「7番目かな」と迷ってしまう児童も多くいます。そのため、絵を使って問題場面を丁寧に把握させて、何番目かを数えさせるようにし、「8番目」であることの理解を確実にすることが大切です。
なお、前にいる人数に1を加えた数が「何番目」の数になりますが、このような規則性の理解を求める学習ではないので、深入りしないようにしましょう。
■図で考えるよさ
教科書p.91[1]では、何番目かを数えさせる際に、人数分の○をかかせています。
教科書の挿絵を用いてもよいですが、人数分の○をかいて数えさせることで、簡潔に表して考えられる図のよさに気づくことができます。
17.ものと ひとの かず(教科書p.90〜93)
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