今知りたい授業のワンポイント
比例のグラフ
■比例のグラフのかき方
比例のグラフをかかせるときには、第4学年「折れ線グラフ」での学習を想起させるとよいでしょう。
1.表題をかく。
2.横の軸に目盛りをつけて単位をかく。
3.縦の軸に目盛りをつけて単位をかく。
4.それぞれの値の組を表す点を打つ。
5.点を順に直線で繋ぐ。
教科書p.160〜161では、横軸にxの値、縦軸にyの値をとることを押さえさせ、点をとるときには、xの値を先によみ、次にyの値に目を移して点をとらせます。
対応する値の組の表記についても、第4学年「位置の表し方」で学習したことを想起させ、(xの値3,yの値6)のようにすればよいことを押さえさせましょう。
■折れ線グラフとの違い
比例のグラフが、折れ線グラフと大きく違うところは、次の2つです。
・(x,y)のどんな値についても、この直線で表されていること
・直線上のどの点にも意味があること
■折れ線グラフとの違いを理解させる
比例のグラフをかき始めるときは、折れ線グラフのかきかたに準じて取り組んでいきますが、点と点を結ぶ直線部分にも意味があるという点で、折れ線グラフとは大きな違いがあります。
教科書p.160〜161で、xの値として、0.5や1.5のような小数の場合についても点をとらせているのは、その違いを掴ませるためです。必要によっては、xの値を0.1や0.2としたときの点をとらせてもよいでしょう。
比例のグラフは、変化が一定で連続的である結果として直線になることを押さえさせます。また、(0,0)の点を通ることも特徴として押さえさせましょう。
12.比例と反比例(教科書p.154〜181)
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