今知りたい授業のワンポイント
土の透水性を調べる実験のポイント
■準備のポイント
3種類の土を使い、土の粒の大きさによって、水の浸みこみ方に違いがあるかを調べます。
花壇の土は扱いが難しく、本実験では、土選びと予備実験が欠かせません。
また、調べる土はふるいにかけると、実験結果が変わることがあるため、採取した土をそのまま使うようにしましょう。
■実験のポイント
同じ量の水を入れて、水の浸みこむようすやその時間を調べます。切り取ったペットボトルに、1/3程度の高さまで、調べる土を入れます。3種類の土の量(体積)が同じになるように、土を入れる高さの位置に印をつけておきましょう。1種類ずつ行っても構いません。

校庭の土

砂場の砂

砂利
■ビー玉を用いた透水実験
土の粒の大きさと水の浸みこみ方の関係を、よりわかりやすく理解できる実験として、異なる大きさのビー玉を使ったモデル実験があります。
大きさの異なる3種類のビー玉を用意します。(小:直径12mm、中:直径17mm、大:直径25mm程度)
ペットボトルの透水する部分に、ビー玉をほぼ同じ高さまで入れます。そして、同じ量の水が浸みこむ時間を比較します。
直径25mmのビー玉はペットボトルの口にはさまって水をせき止めてしまうので、ペットボトルの内側に網を敷いておきましょう。
■土砂災害
土砂災害とは、土石流、崖崩れ、地すべりのような土砂移動現象による被害を指します。土石流は急勾配の渓流や上流の崩壊などにより荒れている渓流で、崖崩れは勾配の急な斜面や水が集まりやすい斜面で、地滑りは比較的緩やかな斜面において、発生しやすくなります。
★5月の植物栽培情報
ヒョウタンは、本葉が2〜4枚出たところで植え替えを行います。根を傷めないように、根に土をつけたままビニールポットから取り出し、畑、もしくは鉢に植え替えます。
緑のカーテンをつくる活動をする場合、場所を確保し、その旨を事前にほかの教員や児童に知らせておきましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
自然の中の水のゆくえ(1)[3]地面を流れる水のゆくえ(教科書p.28〜37)
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