今知りたい授業のワンポイント
音が伝わるときのもののようす
■実験のポイント
つくった糸電話を使って、音が伝わるとき、音を伝えているものは震えていることを調べます。
実験を行う場所の広さにもよりますが、糸電話をつくるとき、糸は1〜1.5mほどの長さにすると扱いやすくなります。
糸電話で話しているときに糸に触れる際は、震えを感じやすいように指先でそっと触れるようにしましょう。
・なんでも糸電話
糸電話の糸のかわりに、エナメル線、ゴム、ばねなどといったいろいろなものを使うと、声が変わって聞こえてくるので、楽しみながら活動することができます。間に入れるものを変えても、やはりそれが振動して音が伝わっていることを、手で触ることによって確認することができます。ただし、活動を行う場合には、間にはさんだもので耳やのどを突いたりしないよう十分注意します。

■固体
音は固体の中でもよく伝わり、液体や気体よりも速く伝わります。体育館の床や黒板などに耳を当てて表面を叩くと、音がよく聞こえます。
■液体
音は液体の中も伝わります。その速さは気体中より速いです。アーティスティックスイミングでは、水中にいる選手にも音が十分に聞こえるように、プールの壁などに水中スピーカーが設置されています。水中で音を聞くことができるのは、水が音を伝えているからです。
■気体
振動している物体は、まわりの空気を押したり引いたりしています。空気は押されて濃くなったり、引かれてうすくなったりします。このような空気の振動が波となって伝わります。空気の振動が鼓膜に伝わると、音が聞こえます。宇宙空間のような真空中では音は伝わりません。
10.音のせいしつ(教科書p.150〜159)
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