今知りたい授業のワンポイント
最高気温と最低気温
■最高気温と最低気温
9時〜18時までのいちばん高い気温を(日中の)最高気温といいます。太陽高度が最高になる正午に地面の温度は最高になりますが、気温は最高になりません。空気は地面にあたためられるため、太陽がもっとも高い正午ごろではなく、午後2時ごろに最高になります。
また、明日0時〜9時までのいちばん低い気温を(明日朝の)最低気温といいます。太陽が南中を過ぎると、地面の温度は降下し始めます。空気自体も絶えず熱を放出しているので、特に晴れた日の夜間の空気は冷えて気温が下がり続け、翌日の日の出前が最低気温となります。
※発表時刻により異なる場合がある。

1日の気温の変化の要因として、地面からの輻射熱による影響が大きい。
■夏に向けて熱中症対策につなげる
「[2]天気と1日の気温」を実施する5月頃から夏にかけて、気温がぐんぐんと上がり、天気予報などで「真夏日」という言葉を聞く機会が増えていきます。真夏日とは、最高気温が30度以上になる日のことで、最高気温が35度以上になると猛暑日といいます。本単元で、「晴れの日の朝は涼しくても、日中気温が上昇する」ことを学ぶため、熱中症対策につなげましょう。
晴れの日は、曇りや雨の日に比べ、洗濯物が乾きやすく、アイスクリームや冷たい飲み物がよく売れます。理由を考えたり、児童が自分たちの生活を振り返ったりするきっかけにするのもよいでしょう。
★4月の植物栽培情報
ヒョウタンは霜に弱いため、寒さには気をつけましょう。発芽しない種子もあるため、多めにまいておくとよいでしょう。

( )内は同じ植物を栽培している他学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
[2]天気と1日の気温(教科書p.20〜27)
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