エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

線対称

算数 6年生 2025/2/13

■切り取った形の考察

 切り取った形を折ったり広げたりして考察するときは、操作の意味を確認させるために、折り目の線を軸として、何度か閉じたり開いたりして、左右の形が裏向きの合同であることを理解させることが大切です。具体的な操作による学習は、理解に時間のかかる児童の抵抗を少なくできるので、必要に応じて位置付けていきましょう。また、線対称は開いた形のことで、半分の形ではないことにも注意しましょう。
 対応する頂点や対応する辺、対応する角については、第5学年の合同な図形で学習しています。復習しながら、対称に関する用語を理解させるとよいでしょう。

■線対称な図形の性質

 線対称な図形は、切って重ねてみればすぐに判断することができます。しかし、薄い紙に写したり、切ったり、重ねたりできない場合はどうするのかを判断させてみましょう。
 直感で判断することが多いと思われますが、対応する点を結んで判断することもできます。特に、点対称な図形では、対称の中心を見つける場合によく用いられる方法です。線対称な図形では、作業や操作を通じて帰納的に性質を導いていくことが望ましく、その際にこの性質を実際の作図に活かすことで、線対称な図形についての理解を確かなものにすることができます。教科書p.17で、白紙に線対称な図形をかかせているのはそのためです。

1.対称な図形(教科書p.10〜25)

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