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今知りたい授業のワンポイント

メダカの飼育の準備

理科 5年生 2025/5/22

■準備物

【水槽】
・横幅60cm水槽(約60L)
 水質の変化が緩やかで、40匹ぐらい飼育できます。

・横幅30cmぐらいの水槽(約12L)
 取り扱いが簡単で10匹ぐらい飼育できます。いくつか並べてグループごとに観察できます。

【水】
 水道水はくみ置きしておき、1〜2日ほど日光に当てて塩素を抜いてから使用します。市販の塩素除去剤(カルキ抜き)を利用しても構いません。

【底砂】
 水質の安定に役立ち、水草の保持に利用できます。一般には、大磯砂がよく使われますが、よく洗った赤玉土も適しています。

【えさ】
 メダカ用のえさは、乾燥ミジンコなどが市販されています。

メダカのえさ

【水温計・ヒーター】
 日本のメダカは、水温2〜38度までなら生存できますが、15〜30度を目安とするとよいでしょう。水温計を入れておくと、水槽の状態の変化に気づきやすくなります。冬越しができるほど寒さに強く、基本的にはヒーターは必要ありませんが、寒さが厳しい地域などではようすをみながらヒーターを使用するとよいでしょう。

【ろ過装置】
 メダカは、本来水流の弱い場所に生息しているため、ろ過装置は強い水流を起こさないものを使用しましょう。

【照明】
 光は、メダカの繁殖に必要な条件です。直射日光が当たらない明るい場所に水槽を設置できれば必ずしも必要ではありません。補助としてあると観察しやすくなります。

【水草】
 オオカナダモ(アナカリス)、マツモ、カボンバなどの水草が適しています。
 市販の水草の中には、農薬が使われているものもあるので、無農薬や、農薬の除去が行われた水草を入れるとよいでしょう。

★5月の植物栽培情報

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。

受けつがれる生命(3)[3]メダカのたんじょう(教科書p.52〜63)

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