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今知りたい授業のワンポイント

コンデンサーにたくわえた電気の利用

理科 6年生 2025/1/16

■コンデンサーとは

 コンデンサーは、キャパシターまたは蓄電器ともよばれ、電気エネルギーを蓄えたり、位相調整、共振回路、高周波バイパスなどに使われたりします。
 向かい合わせた2枚の導体板に直流電源をつなぐと、導体板の向かい合った面に+と−の電気がたまり、電源から切り離しても+の電気と−の電気が引き合うために電気はそのままそこに蓄えられます。コンデンサーは、この原理を利用して電気を蓄えたものです。一方、(化学)電池は電気エネルギーを化学エネルギーとして蓄えています。

■使い方のポイント

 手回し発電機の導線をコンデンサーから外すとき、逆流しないようにハンドルを押さえ、素早く接続を切ります。ハンドルを押さえているだけでは、蓄えた電気を消費しているので気をつけましょう。
 手回し発電機による発電量は、ハンドルを回す速さによっても異なるので、QR「実験サポート(0.5秒刻みのストップウォッチ)」を利用するとよいでしょう。

手回し発電機のハンドル

 コンデンサーには極性があり、壊れることがあるので、手回し発電機を逆向きにつないだり、ハンドルを逆向きに回したり、決められた回数よりも速く回したりさせないようにします。

赤が+端子、黒が−端子

9.発電と電気の利用(教科書p.172〜191)

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