今知りたい授業のワンポイント
3年生へのステップ
■単元設定の趣旨
この単元は、2年間の生活科の学習の総まとめです。幼児期の学びを生かしながら、自立し生活を豊かにしていく資質・能力を育成することを目指した2年間の生活科の学習の成果や、3年生以降の学習へのつながりを、教師と子どもが共に実感する際の手がかりとするためのページとして設定しています。
生活科が目指すところは、「学習上の自立」「生活上の自立」「精神的な自立」という三つの自立の基礎を養うことです。この単元では、予備時数を活用し、表現方法、調べ方や話し合い方、協力のしかたなどを身につけてきたこと、夢中になったり没頭したりするものに出会ってきたこと、さまざまなことができるようになったこと、自分の成長を支えてくれた人がいること、などに気づくことができる場を設定し、それによって、子どもたちが学習面・生活面・精神面での自分の成長を友達と共に実感し合い、自己肯定感を高め、3年生以降の学習やこれからのさらなる成長に期待をもつことができるよう指導しましょう。
■指導の留意点
資料単元として掲載している本単元は、「年間活動計画案」には含まれていません。しかし、この教科書の年間活動計画案は、地域や学校及び子どもの実態に応じて弾力的な活動計画を立てることができるように、余裕をもたせて配当時間を設定しています。予備時数を活用して、より多くの学校で本単元が実践されることを期待しています。
■未来の自分をイメージする
未来の自分へのメッセージや将来の夢についてかかせる場合は、次のようなことに留意しましょう。
●実現可能かどうかわからない内容でも、子どものキャリア発達の段階や気持ちを考えて共感することで、自信につながるように支援します。
●具体的なイメージをもてない子どもには、友達と話してみるように助言し、なりたい自分への気持ちを高められるようにします。
●将来の夢=職業だけではないことに留意し、子どもたち一人ひとりが多様な思いや夢を表現できるようにします。
●子どものもつ夢が周りの人の幸せにもつながっていることを意識させましょう。例えば、「看護師になって、病気の人を助けたい」「オリンピック選手になって、見ている人を感動させたい」「○○さんのように、町のみんなを笑顔にできる大人になりたい」などと表現させるとよいでしょう。
■生活科と3年生以降の学習のつながり
2年間学んだ生活科もこれで最後になります。生活科は、「幼児期の教育と小学校教育とのつながり」「低学年教育全体を視野に入れた他教科等とのつながり」「3年生以降の学習へのつながり」を生み出す重要な教科です。生活科という教科は3年生以降は無くなりますが、だからこそ、自分たちが幼児期から小学校低学年の間に経験してきたことやそれらを通して身につけてきたことが、自分の「これから」につながっていくことを意識させましょう。
みらいに むかって(教科書 小寸p.2〜7)
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