今知りたい授業のワンポイント
器官などの名称をまとめる
■ヒトの体のつくり
・吸収にかかわる器官
食道、胃、小腸、大腸
消化管は、口から肛門までひとつながりになった中空の管で、体幹を貫通しています。消化管は、「消化」および「吸収」を行う一連の器官です。
食べ物が通り、胃液や膵液などの消化液が分泌される消化管の内部は、いわば“体の外”であることに注意しましょう。消化管内から血管に移ることが“体の中”に入ることです。「消化」は体の外で行われ、体の中に入ることが「吸収」です。
・呼吸にかかわる器官
肺
肺は、細かく枝分かれした気管支と、その先につながる肺胞という小さな袋が多数集まったつくりをしています。肺胞の周りは毛細血管が取り囲んでいます。
肺胞内に入った空気中の酸素は、毛細血管を流れる血液に取りこまれて全身の細胞に運ばれ、細胞呼吸に使われます。細胞呼吸でできた二酸化炭素は、血液に溶けこんで肺に運ばれて肺胞内に出され、息を吐くときに体外に出されます。
・血液の循環にかかわる器官
心臓
心臓は、血液を全身に送り出すポンプのようなはたらきをしています。食べ物から吸収した養分、呼吸で取り入れた酸素は、血液で全身に運ばれます。また、全身でできた二酸化炭素も、血液で肺まで運ばれます。
血液は血しょうという液体成分に、赤血球、白血球、血小板という固形成分(血球)が混ざったものです。
・排出にかかわる器官
腎臓、ぼうこう
腎臓は絶えず尿をつくり続け、成人で1日1000〜1500mLほどになります。尿は、尿管を通ってぼうこうに蓄えられ、200〜250 mLほど貯まると尿意を感じ、排出されます。

ヒトの体内の臓器
★5月の植物栽培情報
ジャガイモは、茎が伸びてきたら、いもが露出しないように、株元に土を寄せましょう。

( )内は同じ植物を栽培している学年。地域や気候によって、時期が前後することがある。
[2]ヒトや動物の体(教科書p.26〜47)
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