高校入試分析
生きている地球 ―火をふく大地―
理科 1年生 2023/2/7
「生きている地球」の学習目標の1つは,火成岩には火山岩と深成岩があることを知り,それらの岩石の共通点や相違点を理解することですよね。
また,実験での結晶のでき方を通して,火山岩と深成岩のつくりの違いが生じる要因が何かを知ることも重要です。
今回は,ミョウバンの飽和水溶液を用いた実験を通して,火成岩のでき方を考える問題を紹介します。
なぜ火山岩と深成岩のつくりには違いが生じるのか。再結晶の実験から考察する問題は,この単元の入試問題では頻出問題となっています。
「等粒状組織」と「斑状組織」のでき方については,多くの受験生が理解していることでしょう。
この問題では,さらに一歩踏み込んで,斑状組織の中の「斑晶」と「石基」のでき方について,記述させる問題となっています。
現象の理解ではなく,「深い・ゆっくり」⇒「等粒状組織」といったキーワードの記憶にとどまっていると,解答に戸惑う問題かもしれません。
問題提供:株式会社 英俊社
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