高校入試分析
化学変化と原子・分子 ―物質の成り立ち―
理科 2年生 2023/4/11
「化学変化と原子・分子」の学習目標の1つは,熱を加えたり,電流を流したりすることによって,1種類の物質が2種類以上の物質に分かれることを,実験を通して確認することですよね。
分解する前の物質と分解によって生じた物質の性質を比較して,違う物質であることを理解することが重要となってきます。
今回は,炭酸水素ナトリウムを分解する実験を通して,実験結果を分析し,正解を導き出す問題を紹介します。
炭酸水素ナトリウムを加熱すると,炭酸ナトリウムと二酸化炭素と水に分解されます。物質名,化学反応式ともに複雑で,多くの受験生が覚えるのに苦労しているかもしれませんが,炭酸水素ナトリウムは重そうとして身近な物質であることから,入試では頻出となっています。
この問題は,示された実験結果から正解を導き出せるので,化学反応式を覚えていなくても解くことはできますが,炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムの性質の違いを確認するとともに,化学反応式も再確認してみてはいかがでしょうか。
問題提供:株式会社 英俊社
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