高校入試分析
地球の大気と天気の変化 ―天気の変化と大気の動き―
理科 2年生 2020/10/13
「地球の大気と天気の変化」の単元では,「海風と陸風」についても学習しますね。今回はそんな「海風と陸風」に関する問題で,実はここ数年,立て続けに各都道府県で同様の問題が出題されているのです。近年,話題になりやすい急激な天候の変化を伴うような異常気象と関連して出題されがちなのかもしれません。まだ出題されていない都道府県でもぜひ確認しておきたい問題です。
以前は「比熱」といった用語で説明されていましたね。太陽の熱で砂と水のどちらがよりあたためられるか。夏の日中,砂浜を素足で歩いてみればわかりますね。もちろん,砂の方があたたまりやすいですね。その後,砂の上にある空気は砂の熱であたためられることにより膨張して,密度が小さくなります。要するに軽くなりますね。設問のプラスチック容器内も同じで,砂の上の空気は上昇し,容器の中の空気には時計回りに回転するような空気の流れ(気流)ができます。問題が解けるだけではなく,気流ができる一連の流れを理解しておきたいですね。
問題提供:株式会社 英俊社
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