授業のワンポイント
合唱コンクールの夜/友達へのアドバイス
■Reading 活動Step 1
(1)各自でStep 1 の活動に取り組んだ後,ペアで共有します。
(2)根拠を確認しながら,全体で解答を共有します。
・登場人物の練習への取り組み方や心情の変化を細かく読み取ります。教師と生徒のやり取りの内容を板書し,登場人物の取り組み方や心情の変化を可視化します。
・全体共有の前に,各自で考えてメモをする時間をとってもよいでしょう。
【会話例】
T: We chose picture "d" as the first one.
Why did you choose picture "d" ?
S1: Sho and Jin didn't want to practice at first.
S2: It was a little boring.
T: Yes, practicing was boring for them at first.
(登場人物のイラストを貼り,Sho とJin の最初の気持ちを板書します。心情の変化がわかるように留意しましょう。)
T: And then, we chose picture b as second.
Do you have some reasons?
S3: They saw Kiri’s practice.
S4: She practiced hard.
T: How was feeling when they saw her?
S5: Impressed?
S6: 感動した。
T: Yes, they were bored, but they were very impressed when they saw her practice.
(Sho とJin の変化した気持ちを,その理由もあわせて板書します。)
T: Did they change their attitude?
S7: Yes.
S8: Kiri changed their attitude.
(同様にほかの選択肢も根拠を確認します。)

■語句解説p.82〜83
Unit 6 の新出文法 Target 17・18を使った文についても理解できているか確認しておきましょう。
■I asked my father to record it with his smartphone.
=「私の父にスマートフォンでそれを録画してもらうように頼みました。」
・〈ask +目的語+ to 不定詞〉。(→Target 18)
・record は「〜を記録する,録画する」という意味の他動詞。
・asked my father to record it で「父にそれを録画するように頼んだ」という意味。
・it は today's chorus contest を指している。
■It makes me so happy.
=「 それが私をとても幸せな気持ちにしてくれます。」
・〈動詞+目的語+補語(=形容詞)〉。(→Target 17)
■Sho asked his father ( A ) the chorus performance with his smartphone.
・〈ask +目的語+ to 不定詞〉。(→Target 18)
・A to record
・asked his father to record
=「父に録画するように頼んだ」という意味。
■題材解説英語の顔文字(Emoticon)(p.82)
顔文字とは,主にテキストを使ったコミュニケーションにおいて,感情や表情を伝えるために使用される記号の組み合わせです。
日本では1986年に初めて使用されたと考えられていて,笑っている表情を表す「(^_^)」や泣いている表情を表す「(T_T)」をはじめ,喜怒哀楽を表すさまざまな顔文字が使われています。
アメリカでも独自の顔文字が使われていて,「Emoticon(エモティコン)」と呼ばれます。「Emoticon」はEmotion(感情)とIcon(アイコン)が組み合わされた造語で,日本の顔文字とは異なり,顔を左側に90度回転させた形が多くあります。例えば「:)」や「:D)」は「笑顔」を,「:(」や「:'(」は「悲しみ」を,「;)」は「ウインク」を,「XD」は大笑いを表しています。

■Write/活動の手順Step 3(p.84)
(1)Step 2 のメモをもとに,Kiriへの返信を書きます。
(2)Kiriの悩みへのアドバイスがよく伝わるように,自分の気持ちや考えを伝える順番などを整理して書くよう指導します。また,必要に応じて Step 1 のKiriのメールを読み直しながら,要望に合っているかを確認しましょう。
(3)一通り書けたら,近くの友達と交換してチェックし合います。アドバイスを生かして文章を改良していきます。
(4)書いた文をペアで読み合ったり,小グループの中で発表したりします。可能なら,ボランティアの生徒に,全体に向けて発表してもらいましょう。
〔留意事項〕
・発表の形態については,生徒の実態に応じて変えます。
・いろいろなアドバイスがあってよいので,聞き手のマナーも大事にしながら発表し合えるようにしましょう。

【Read & Think】
合唱コンクールがあった日の夜に
【Think & Write】
友達の悩みに対してアドバイスをしよう
(教科書p.82〜84)
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