高校入試分析
電気とその利用 ―電流の性質―
理科 2年生 2021/12/14
「電流とその利用」の学習目標の1つは，電流によって熱を発生させる実験を通して，電力の違いによって発生する熱の量に違いがあることを理解することですね。
この単元の入試問題では，与えられた実験をもとに，具体的な値を用いた計算問題がよく出題されていますが，今回は，具体的な値を答えるだけの問題ではなく，計算した値から答えを導く問題を紹介します。
発熱量は電力に比例しますので，それぞれの電熱線の消費電力から発熱量を比べる問題ですね。
直列回路，並列回路それぞれにかかる電圧と，流れる電流の関係を理解した上で，電力を計算して，その値を比べることになりますが，計算問題に苦手意識のある受験生にとってはハードルの高い問題かもしれません。
日常の学習においては，オームの法則などの関係式に数値を当てはめるだけの計算方法の習得に留まることなく，一歩踏みこんだ学習内容の理解につなげていきたいものです。
問題提供：株式会社 英俊社
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