中学生エデュフル

授業のワンポイント

地域の名所や文化などを伝え合う

英語 1年生 2025/10/7

■Target 22 の解説p.88

 ここでは,動名詞を使った文の文構造と意味,使い方を学習します。

(例)
@ I like seeing musicals.
 (私はミュージカルを見ることが好きです。)

A My hobby is seeing musicals.
 (私の趣味はミュージカルを見ることです。)

〔形式〕
・動名詞とは,動詞の原形に-ing が付いて名詞の働きをするものをいいます。
・@は動名詞を用いた肯定文。文構造は「主語+動詞+目的語」で,目的語の位置に動名詞が置かれています。
・Aも動名詞を用いた肯定文。文構造は「主語+動詞(be 動詞)+補語」で,補語の位置に動名詞が置かれています。
・-ing の付け方は現在分詞の場合と同じです。

〔機能と意味〕
・動名詞は「〜すること」という意味で名詞の働きをします。
・@の動名詞は動詞の目的語になっています。「like +動詞の -ing 形(動名詞)」は「〜することが好きである」という意味になり,普段行っている好きなことを表します。
・Aの動名詞は文の補語になっていて,主語の状態や特徴を説明する機能があります。
・動名詞は,他に文の主語や前置詞の目的語にもなります。
 Playing the guitar is difficult.
 (ギターを演奏することは難しいです。)
 My mother is good at singing songs.
 (私の母は歌を歌うのが上手です。)

■Target 23 の解説p.90

 ここでは,不定詞(名詞的用法)を使った文の文構造と意味,使い方を学習します。

(例)
@ I want to be a professional football player.
 (私はプロのサッカー選手になりたいです。)

A My dream is to play in the World Cup.
 (私の夢はワールドカップでプレーすることです。)

〔形式〕
・@とAは to 不定詞を用いた文。
・to 不定詞は「to +動詞の原形」の形を取ります。
・@は「主語+動詞+目的語」の文構造。動詞の目的語の位置に to 不定詞が置かれています。
・Aは「主語+動詞(be 動詞)+ to 不定詞」の文構造。文の補語の位置に to 不定詞が置かれています。
・to 不定詞は動詞の性質を合わせ持っているために,補語や目的語を取ります。
 @は補語が a professional football player の文。
 Aの play は自動詞であり目的語はないものの,目的語を取る場合もあります。
  My dream is to play soccer in the U.K.
  (私の夢はイギリスでサッカーをすることです。)
・to 不定詞を用いた疑問詞で始まる疑問文と応答文の例
  Where do you want to go?
  (どこに行きたいですか。)
  ― I want to go to Italy.
  (イタリアに行きたいです。)
  What do you want to do there?
  (そこで何をしたいですか。)
  ̶ I want to eat pizza.
  (ピザを食べたいです。)

〔機能と意味〕
・to 不定詞は文中で名詞・副詞・形容詞の働きをします。
・この Unit では名詞の働きをする「名詞的用法」の不定詞が扱われています。
・名詞的用法の不定詞は「〜すること」という意味を表し,名詞と同じように,文中で動詞の目的語,be 動詞の補語,主語の働きをします。
・@では,不定詞は文中で動詞の目的語の働きをしています。
・Aでは,不定詞は文中で be 動詞の補語の働きをしています。
・不定詞は「方向」のイメージを持つ to を伴うため,@やAのように「これから行うこと」を表すことが多くあります。

■Target 24 の解説p.92

 ここでは,疑問詞 which を使った疑問文の文構造と意味,使い方を学習します。

(例)
@ Which bag is yours?
 (どちらのかばんがあなたのものですか。)

A ── The left one is.
 (──左のものです。)

B Which do you like, dogs or cats?
 (あなたはイヌとネコのどちらが好きですか。)

C ── I like both.
 (──私はどちらも好きです。)

〔形式〕
・@ は疑問形容詞 which で始まるbe 動詞の疑問文。語順は「Which +名詞+動詞(be 動詞)+補語(代名詞)?」で,「Which +名詞」が主語の位置に置かれています。
・Aは@の応答文。応答の際は補語を省略し,ここでは The left one is mine. の代名詞 mine が省略されています。
・Bは疑問代名詞 which で始まる一般動詞の疑問文。語順は「Which + do/does +主語+動詞の原形?」。
・Bのように2つの選択肢からどれなのかを尋ねる場合は,A or B を文末に置き,動詞の後ろにコンマ(,) を置きます。選択肢が3つの場合は,A, B, or C を文末に置きます。
 Which do you like, chicken, beef, or pork?
・CはBの応答文。選択肢の一方を答える場合は I like dogs/cats. と答えます。

〔機能と意味〕
・疑問形容詞 which には「どちらの」という意味があります。「疑問形容詞 which +名詞」の形で「どちらの〜」という意味になり,決まった選択肢の中からどれなのかを尋ねる機能があります。
・疑問代名詞 which を用いた一般動詞の疑問文は「どちらを〜しますか」と決まった選択肢の中からどれなのかを尋ねる機能があります。
・which で始まる疑問文は選択疑問文と呼ばれる。A or B と選択肢が与えられた場合は,「AかBか」という意味が加わります。
・応答文は選択肢のうちどちらかを答えます。Cのように両方を選択する場合や,どちらも選択しない場合もあります。
 I don't like either.
 (どちらも好きではありません。)

■Speaking 活動p.93 Speak

(1)料理の読み方を練習します。

(2)生徒に,教師が選んでいるコースを予想し,質問をさせることで活動のモデルを示します。
※ 教師と生徒でモデルを示すほかに,ALT とともにモデルを示す方法も考えられます。

【会話例】
T: Now, I will choose a course from A to F.
  Please guess which menu I want to eat.
(各自で考える。)
T: Now, ask me a question, S3?
S3: So.... Which main dish do you want to eat, pizza or a hamburger?
T: I want to eat a hamburger. S4, which side dish do I choose?
  Ask question.
S4: Which do you want to eat, salad or soup?
T: I want to eat salad. Then, S5, ask me about dessert.
S5: Which do you want to eat, ice cream or cake?
T: I want to eat cake. Now, which course do I choose?
S6: B!
T: That's right.
  Like this, let's talk in pairs and guess your partners' favorite menus.
  First, choose your favorite menu from A to F.

(3)A 〜 F の中から互いに好きなコースを選び,順番に相手に質問をして,相手が選んだコースを当てる活動を行います。

【会話例】
S7: Which do you want to eat, a pizza or a hamburger?
S8: I want to eat a hamburger.
S7: Which do you want to eat, ice cream or cake?
S8: I want to eat ice cream.
S7: Your menu is F!
S8: That's right. ...

【Unit 8 】
Jin in London
(教科書p.87〜93)

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