授業のワンポイント
地域の名所や文化などを伝え合う
■Target 22 の解説p.88
ここでは,動名詞を使った文の文構造と意味,使い方を学習します。
(例)
@ I like seeing musicals.
(私はミュージカルを見ることが好きです。)
A My hobby is seeing musicals.
(私の趣味はミュージカルを見ることです。)
〔形式〕
・動名詞とは,動詞の原形に-ing が付いて名詞の働きをするものをいいます。
・@は動名詞を用いた肯定文。文構造は「主語+動詞+目的語」で,目的語の位置に動名詞が置かれています。
・Aも動名詞を用いた肯定文。文構造は「主語+動詞(be 動詞)+補語」で,補語の位置に動名詞が置かれています。
・-ing の付け方は現在分詞の場合と同じです。
〔機能と意味〕
・動名詞は「〜すること」という意味で名詞の働きをします。
・@の動名詞は動詞の目的語になっています。「like +動詞の -ing 形(動名詞)」は「〜することが好きである」という意味になり,普段行っている好きなことを表します。
・Aの動名詞は文の補語になっていて,主語の状態や特徴を説明する機能があります。
・動名詞は,他に文の主語や前置詞の目的語にもなります。
Playing the guitar is difficult.
(ギターを演奏することは難しいです。)
My mother is good at singing songs.
(私の母は歌を歌うのが上手です。)

■Target 23 の解説p.90
ここでは,不定詞(名詞的用法)を使った文の文構造と意味,使い方を学習します。
(例)
@ I want to be a professional football player.
(私はプロのサッカー選手になりたいです。)
A My dream is to play in the World Cup.
(私の夢はワールドカップでプレーすることです。)
〔形式〕
・@とAは to 不定詞を用いた文。
・to 不定詞は「to +動詞の原形」の形を取ります。
・@は「主語+動詞+目的語」の文構造。動詞の目的語の位置に to 不定詞が置かれています。
・Aは「主語+動詞(be 動詞)+ to 不定詞」の文構造。文の補語の位置に to 不定詞が置かれています。
・to 不定詞は動詞の性質を合わせ持っているために,補語や目的語を取ります。
@は補語が a professional football player の文。
Aの play は自動詞であり目的語はないものの,目的語を取る場合もあります。
My dream is to play soccer in the U.K.
(私の夢はイギリスでサッカーをすることです。)
・to 不定詞を用いた疑問詞で始まる疑問文と応答文の例
Where do you want to go?
(どこに行きたいですか。)
― I want to go to Italy.
(イタリアに行きたいです。)
What do you want to do there?
(そこで何をしたいですか。)
̶ I want to eat pizza.
(ピザを食べたいです。)
〔機能と意味〕
・to 不定詞は文中で名詞・副詞・形容詞の働きをします。
・この Unit では名詞の働きをする「名詞的用法」の不定詞が扱われています。
・名詞的用法の不定詞は「〜すること」という意味を表し,名詞と同じように,文中で動詞の目的語,be 動詞の補語,主語の働きをします。
・@では,不定詞は文中で動詞の目的語の働きをしています。
・Aでは,不定詞は文中で be 動詞の補語の働きをしています。
・不定詞は「方向」のイメージを持つ to を伴うため,@やAのように「これから行うこと」を表すことが多くあります。


■Target 24 の解説p.92
ここでは,疑問詞 which を使った疑問文の文構造と意味,使い方を学習します。
(例)
@ Which bag is yours?
(どちらのかばんがあなたのものですか。)
A ── The left one is.
(──左のものです。)
B Which do you like, dogs or cats?
(あなたはイヌとネコのどちらが好きですか。)
C ── I like both.
(──私はどちらも好きです。)
〔形式〕
・@ は疑問形容詞 which で始まるbe 動詞の疑問文。語順は「Which +名詞+動詞(be 動詞)+補語(代名詞)?」で,「Which +名詞」が主語の位置に置かれています。
・Aは@の応答文。応答の際は補語を省略し,ここでは The left one is mine. の代名詞 mine が省略されています。
・Bは疑問代名詞 which で始まる一般動詞の疑問文。語順は「Which + do/does +主語+動詞の原形?」。
・Bのように2つの選択肢からどれなのかを尋ねる場合は,A or B を文末に置き,動詞の後ろにコンマ(,) を置きます。選択肢が3つの場合は,A, B, or C を文末に置きます。
Which do you like, chicken, beef, or pork?
・CはBの応答文。選択肢の一方を答える場合は I like dogs/cats. と答えます。
〔機能と意味〕
・疑問形容詞 which には「どちらの」という意味があります。「疑問形容詞 which +名詞」の形で「どちらの〜」という意味になり,決まった選択肢の中からどれなのかを尋ねる機能があります。
・疑問代名詞 which を用いた一般動詞の疑問文は「どちらを〜しますか」と決まった選択肢の中からどれなのかを尋ねる機能があります。
・which で始まる疑問文は選択疑問文と呼ばれる。A or B と選択肢が与えられた場合は,「AかBか」という意味が加わります。
・応答文は選択肢のうちどちらかを答えます。Cのように両方を選択する場合や,どちらも選択しない場合もあります。
I don't like either.
(どちらも好きではありません。)

■Speaking 活動p.93 Speak
(1)料理の読み方を練習します。
(2)生徒に,教師が選んでいるコースを予想し,質問をさせることで活動のモデルを示します。
※ 教師と生徒でモデルを示すほかに,ALT とともにモデルを示す方法も考えられます。
【会話例】
T: Now, I will choose a course from A to F.
Please guess which menu I want to eat.
(各自で考える。)
T: Now, ask me a question, S3?
S3: So.... Which main dish do you want to eat, pizza or a hamburger?
T: I want to eat a hamburger. S4, which side dish do I choose?
Ask question.
S4: Which do you want to eat, salad or soup?
T: I want to eat salad. Then, S5, ask me about dessert.
S5: Which do you want to eat, ice cream or cake?
T: I want to eat cake. Now, which course do I choose?
S6: B!
T: That's right.
Like this, let's talk in pairs and guess your partners' favorite menus.
First, choose your favorite menu from A to F.
(3)A 〜 F の中から互いに好きなコースを選び,順番に相手に質問をして,相手が選んだコースを当てる活動を行います。
【会話例】
S7: Which do you want to eat, a pizza or a hamburger?
S8: I want to eat a hamburger.
S7: Which do you want to eat, ice cream or cake?
S8: I want to eat ice cream.
S7: Your menu is F!
S8: That's right. ...

【Unit 8 】
Jin in London
(教科書p.87〜93)
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