授業のワンポイント

多角形

■直角の記号∠R

　直角の大きさ（90°）に∠Rを使って，∠ABC＝∠Rのように表すことがあります。
　しかし，その際には，下の図のような三角形で∠Rといった場合に，頂点Rにおける角の大きさを表すのか，直角を表すのか，区別がつきません。
　そのため，この教科書では，直角の記号として∠Rは用いないことにしています。

■凸多角形

　内角が，すべて180°より小さい多角形を凸多角形といいます。凸多角形には，次の性質があります。
　1．内部の2点を結ぶ線分は，すべて，その多角形に含まれている。
　2．1辺を延長した直線について，凸多角形は，その直線の一方の側にある。

■凹多角形

　凸多角形に対して，180°より大きい内角をもった多角形を凹多角形といいます。この教科書では，多角形とよぶ図形に凹多角形は含めません。
　これは，凹多角形も含めると混乱する生徒が増えるのを避けるためであり，理論的整合性を優先させるよりも，理解のしやすい凸多角形で話をするほうが教育的であると考えるからです。

［4章］図形の調べ方　
1節　平行と合同（教科書p.94〜111）

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