中学生エデュフル

高校入試分析

自然と人間 ―自然界のつり合い―

理科 3年生 2025/1/7

「自然と人間」の学習目標の1つは,自然界における生物相互の関係や自然界のつり合いについて理解し,自然と人間との関わり方について認識を深めさせることですよね。
 自然界では,生物どうしがつり合いを保って生活していることを理解することが重要です。
 そこで今回は,生態系の中でどのようにつり合いが保たれていくのかを考える問題を紹介します。

〔出典〕2023年度・沖縄県公立高

 生態系の中で,生産者となる植物,消費者となる草食動物や肉食動物の数量関係は,食物連鎖の学習を通して,ほとんどの受験生が理解していることでしょう。
 生物の数量的なバランスが,食べる・食べられるの関係の中で増減を繰り返して一定の範囲に保たれていくことを図示し,説明する問題となっています。選択問題より難易度は上がりますが,比較的理解しやすい内容の問題なので,受験生が自分の言葉で説明し,図示できるように導いてあげたいものです。
 また,人間の活動や自然災害などによって,バランスが崩れてもとの状態にもどれない場合もあることなども紹介してあげると,この単元の目標である自然と人間の関わり方についての理解が深まり,受験生の関心を引き出せるかもしれません。この単元の学習の最後にぜひ取り組んでほしい問題です。

問題提供:株式会社 英俊社

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