中学生エデュフル

授業のワンポイント

速さの単位や不等号の読み方

数学 1年生 2024/6/4

■速さの単位の読み方

 「m/s」⇒「メートル毎秒」や「メーターパーセコンド」と読みます。
 「km/h」⇒「キロメートル毎時」や「キロメーターパーアワー」と読みます。
 「分速○m」⇒国際単位系に従うと,「m/min」と表し,
 「メートル毎分」や「メーターパーミニット」と読みます。

 小学校では「秒速○m」や「時速○km」という表記のみで,「m/s」や「km/h」は扱わないので,これらの表記を初めて扱うときには,教科書p.62「例5 速さ・時間・道のり」の吹き出しで説明しているように,sやhが秒(second)や時(hour)を表していることなどをしっかりおさえておきましょう。

このような速さの単位は,自動車の速度メーターなどでよく見られる。

■不等式の導入

 小学校でも,大小関係を不等号を使って表す学習をしていますが,不等号を使う機会はあまり多くありません。
 宿題として,既習の「>,<,= を使った式」をふり返ることができる問題を,事前に取り組ませるとよいでしょう。

【不等号の読み方】

 「<」⇒左辺が右辺よりも小さいことを意味しています。
 「…は〜より小さい(未満)」と読みます。
 「小なり」ということもあります。
 例えば,x<−2は「x小なり−2」と読みます。

 「>」⇒左辺が右辺よりも大きいことを意味しています。
 「…は〜より大きい」と読みます。
 「大なり」ということもあります。
 例えば,x>−2は「x大なり−2」と読みます。

 「≦」⇒左辺が右辺よりも小さいか等しいことを意味しています。
 「…は〜以下」と読みます。
 「小なりイコール」ということもあります。
 例えば,x≦90は,「x小なりイコール90」と読みます。

 「≧」⇒左辺が右辺よりも大きいか等しいことを意味しています。
 「…は〜以上」と読みます。
 「大なりイコール」ということもあります。
 例えば,x≧90は,「x大なりイコール90」と読みます。

 「大なり」,「小なり」を使った読み方の原則は,左辺を基準にしています。
 例えば,a>bは左辺のaが右辺のbよりも大きいことを意味しているので,「a大なりb」と読みます。

[2章]文字の式
1節 文字を使った式(教科書p.56〜67)
2節 文字式の計算(教科書p.68〜85)

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