高校入試分析
活きている地球 ―ゆれる大地―
理科 1年生 2022/2/15
「活きている地球」の学習目標の1つは,地震の記録をもとに,そのゆれの大きさや伝わり方の規則性に気付くことです。
「地震」をテーマにした入試問題では,地震の波の速さを用いた計算問題が定番となっています。
今回は,入試までに一度は触れておきたい「緊急地震速報」と関連させて,地震の波の速さを計算する問題を紹介します。
観測地点でS波が観測された時間とS波の伝わる速さから,緊急地震速報が発表された時間を特定し,P波の伝わる速さを求める問題です。
震源からの距離とP波が到着するまでの時間が分かれば,P波の速さを出すことは,多くの受験生にとっては難しくないことでしょう。
しかし,この問題では,問題の意図を理解できずに,緊急地震速報が発表されてから3秒後を,地震が発生してから3秒後と思いこみ安易に計算してしまう受験生もいるかもしれません。
緊急地震速報をテーマにした入試問題は,この単元での頻出になりつつありますので,入試までに一度はチャレンジしておいてほしい問題です。
問題提供:株式会社 英俊社
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