授業のワンポイント
星形の図形の先端にできる角の和
数学 3年生 2024/11/12
■星形の図形の先端にできる角の和
教科書p.175の数学ライブラリーでは,星形の図形の先端にできる角の和を扱っています。この星形の先端の角の数が5つで,先端がすべて円周上にある場合の先端の角の和を求める問題は,「円周上に5つの点をとり,1つおきに結んでできる星形の先端の角の和を求めなさい」と,整理することができます。
ここで,「5つの点」を「7つの点」にかえると,次のように2通りの図が得られます。

円周角と弧の関係を調べると,
(ア)の場合は,弧の和が円3周分になるので,先端の角の和は540°
(イ)の場合は,弧の和が円1周分になるので,先端の角の和は180°
また,「5つの点」を「6つの点」にかえると,2つの三角形ができますが,この時も同様に,円周角と弧の関係から考えることができます。
ただし,6つの点のときは,2つの三角形ができるので,円周角と弧の関係を使わなくても,先端の角の和は360°であることはすぐにわかります。
[6章]円の性質
2節 円の性質の利用(教科書p.170〜179)
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