中学生エデュフル

高校入試分析

生命の連続性 ―遺伝の規則性と遺伝子―

理科 3年生 2020/3/3

 「生命の連続性」の単元を学習する目的の1つは,形質が親から子や孫にどのように伝わっていくかという遺伝の規則性を理解することですね。
 実際の入試問題では,遺伝に関する知識,親→子→孫への遺伝の規則性についての基本的な理解を問う問題が多いですが,中には,子の形質から親の遺伝子の組み合わせを推測するという思考が必要な問題も出題されています。

〔出典〕2019年度・秋田県公立高

 (6)で,子の形質から親の遺伝子の組み合わせを推測する問題が出題されています。試験中に初めて見て,「エッ」と戸惑う生徒も少なくないのではないでしょうか。
 実際には,各選択肢で子の形質を調べていけば良いため,分離の法則,優性の法則を理解していれば,決して難しい問題ではないでしょう。
 (5)を解く際に使える,丸:しわ=3:1(AA:Aa:aa=1:2:1)といった結果を知識として蓄積するだけではなく,遺伝のモデル実験などを通して,遺伝のしくみに関する理解を深めておいてほしいものです。

問題提供:株式会社 英俊社

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