中学生エデュフル

授業のワンポイント

正の数・負の数

数学 1年生 2025/3/4

■正の数・負の数

 「負の数」に対して,0より大きい既知の数を「正の数」と呼ぶことを知らせます。また,小学校で扱ってきた0以外の数はすべて正の数であり,0は正の数でも負の数でもない数であることもおさえておきます。
 このことは,次に述べるように正の数の表し方とも関係しますが,「負の数,正の数,既知の数」の3つがあるような誤解を避ける必要があるからです。
 正の数,負の数を表すのに,それぞれ「+」「−」の符号をつけて,例えば,+2,−2と表すことと,それらの読み方を指導します。その際,正の数は既知の数と同じものだから,特に必要とする場合は別として,「+」の符号は使わずに,2のように表すことを原則としていることにもふれておきます。

■数直線上の操作によって数を求める

 教科書p.19では,数直線を使って,5より7小さい数が−2になることを,生徒自身が説明する活動です。
 小学校では以下のことを学習しています。
・ある数より大きい数を求めるには,数直線上のある数より右に進むことによって求められる。
・ある数より小さい数を求めるには,数直線上のある数より左に進むことによって求められる。

 中学では負の数まで拡張して,次のことを学習します。
・ある数より負の数だけ大きい数は,ある数より正の数だけ小さい数ととらえることによって求められる。
・ある数より負の数だけ小さい数は,ある数より正の数だけ大きい数ととらえることによって求められる。
・数直線上での操作の結果,0より左に移動しても,そこに負の数をあてることで求められる。

[1章]正の数・負の数 
1節 正の数・負の数(教科書p.10〜20)

アンケート

よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ3のいずれか一方はご入力ください。

Q1:この記事は授業準備のお役に立ちましたか。
Q2:この記事の詳しさは適切でしたか。
Q3:その他、ご意見・ご感想をお聞かせください。

全角で512字まで入力できます。