高校入試分析
時制
英語 3年生 2024/9/10
現在完了形に関する文法知識を使って解く問題です。
この問題は小問4題から成る大問の1つですが,その他の問題である「イディオム<both A and B>」,「関係代名詞のwhat」,「前置詞+動名詞<by+〜ing>」の正答率が75%前後であったことに対して,本題の正答率は36.7%と低いものでした。これは会話の内容を正確に読み取らないまま現在完了形を選んだ生徒が多かったことが要因だと思われます。
現在完了形は通常,3つの用法に分けて教える場合が多いですが,その3つの用法を統合したうえで現在完了形の本質を教える機会を設けることが肝要です。
結局は現在の状況を伝える表現であることを示すことで,過去を表す副詞,副詞句,副詞節とは一緒には使えないことを理解させましょう。
形式に関する知識から時制の本質の理解へ導くことは,時間がかかっても,第2言語としての英語を習得するうえで,なくてはならない過程と言えるでしょう。
問題提供:株式会社 英俊社
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