高校入試分析
運動とエネルギー ―物体の運動―
理科 3年生 2022/8/2
「運動とエネルギー」の学習目標には,力がはたらく運動では時間の経過とともに物体の速さが変化すること,また,その運動の変化の規則性を理解することがありますね。
この単元の入試問題では,斜面をくだるだけの運動についての出題が多いですが,今回は斜面をくだった後に斜面をのぼる運動について問われた1問を紹介します。
S点を通過するときよりも前の記録テープでは,長さの変化が一定であり,単位時間当たりの移動距離の変化も一定であることに気づけば,自然に止まる(速さが0になる)までに必要な記録テープの数も計算することはできます。
しかしながら,実験3の説明が長く,条件も複雑ですので,試験中に実験の条件や結果をきっちりと分析し,考察できた受験生は少ないのではないでしょうか。
難易度の高い問題ですが,このような問題に対応できる力を入試本番までに身につけられると何よりです。
問題提供:株式会社 英俊社
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