中学生エデュフル

授業のワンポイント

花のつくり

理科 1年生 2025/4/1

■花のつくりの観察

 いろいろな花の構造を分解して観察し、花の基本的なつくりを理解させます。
 花全体を観察した後に、ピンセットを用いて花の外側にあるものから順に取り外し、セロハンテープで台紙にはっていきます。続いて、めしべの根もとの膨らんだ部分(子房)をカッターナイフで切開し、中の様子を、ルーペなどを用いて観察します。この際、カッターナイフで指を誤って切らないよう、十分注意させましょう。

 セロハンテープを裏向きの状態にして机に一度はり付け、その上にピンセットで花の各部をはり付けていくと簡便である。


【生徒のつまずき】
 花の分類として、花弁がたがいに離れているかくっついているかで分類する方法(離弁花と合弁花)と、1つの花におけるめしべ・おしべの有無で分類する方法(両性花、単性花と雑性花)があります。混乱させないように注意しましょう。

■花の変化の観察

 花のどの部分が果実になっていくのかを継続的に観察します。
 タブレットなどで撮影した画像を、生徒と共有できるクラウドサービスやサーバに保存しておくと、個人としてのレポート作成や班でのプレゼンテーションなど、活用の幅が広がります。
 栽培して観察を行うことが難しい場合は、学校敷地内の植物の花を選ぶとよいでしょう。
 校内菜園がある場合は、栽培している植物の中から選んでも構いませんが、開花や結実の時期が、学習時期と大きくずれる場合があるので、考慮が必要です。

■マツの花の観察

 裸子植物の1つであるマツについて、花のつくりを理解するとともに、アブラナやツツジなどの花との比較を行い、その共通点や相違点を見つけます。
 一般的にマツの雌花が目立つころには、雄花が枯れかけていることが多いので、雄花が花粉を飛ばす頃に雄花を採取し、乾燥または冷凍しておくとよいでしょう。湿った状態で保存すると、カビが生えるためです。雌花は授業の1〜2週間前に若い枝ごと採取し、冷蔵庫で保存しておくとよいでしょう。それぞれのつき方を肉眼で観察した後、雌花のりん片をピンセットではがし、ルーペまたは双眼実体顕微鏡で胚珠を観察します。雄花はりん片をはがして、ルーペで花粉のうを観察します。その後、雄花をスライドガラスの上で軽くたたいて花粉をとり、顕微鏡で100〜150倍に拡大して観察します。

観察の手順

 りん片をはがしにくい場合は以下のようにかみそりの刃やカッターナイフで切ってもよいですが、事前に丁寧に指導し、けがのないように十分注意させましょう。

[生命]いろいろな生物とその共通点 
1章 植物の特徴と分類(教科書p.18〜35)

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