中学生エデュフル

授業のワンポイント

Rocket Boys

英語 3年生 2025/12/16

■Reading 活動p.103

 教科書p.103の7行目から20行目までを読みます。一度だけではなく,複数回読ませるよう工夫しましょう。

【1回目】(事実の確認 その1)
 本文を読んだ後,T/F に答えるよう指示します。

〔T/F の例〕
@ Miss Riley thought building and launching a rocket was silly. (F)
A Homer and his friends said to Miss Riley that they wanted to enter the National Science Fair. (F)
B Miss Riley gave Homer a book on how to make a rocket. (T)
C The book Miss Riley gave Homer was so complicated, but he didn't give up. (T)

 その後,生徒はペアになり,答え合わせをします。 教師はクラス全体で答えを共有し,答えが False の場合,どの部分が誤っているか確認します。

〔発話例〕(答えの共有)
T: OK. Let's check the answers together.
  Number one.
  “Miss Riley thought building and launching a rocket was silly.”
  Is it true or false?
S1: It's false.
T: Why?
S2: She understood Homer's dream to build a rocket.
T: Great. Number two....

■Reading 活動p.104

 教科書p.104 の本文全体を読みます。一度だけではなく,複数回読ませるよう工夫しましょう。

【1回目】(事実の確認 その1)
 教科書p.103のときと同様に,まず本文を読み,T/F に答えさせます。

〔T/F の例〕
@ When the people of Coalwood were paying attention to the BCMA, Homer's father helped to build rockets. (F)
A Mr. Bykovski was proud of the boys of the BCMA, so he helped them. (T)
B Homer’s father couldn’t escape from the horrible accident. (F)
C Homer blamed himself for Mr. Bykovski's death.(T)

 その後,生徒はペアになり,答え合わせをします。教師はクラス全体で答えを共有し,答えが False の場合,どの部分が誤っているか確認します。

〔発話例〕(答えの共有)
T: OK. Let's check the answers together.
  Number one.
  “When the people of Coalwood were paying attention to the BCMA, Homer's father helped to build rockets.”
  Is it true or false?
S1: It's false.
T: Why?
S2: Homer's father wanted to stop Homer from building rockets.
  So, he was angry when he learned Mr. Bykovski had helped them.
T: Great. Number two....

■発展的活動p.104

 下の画像【A】〜【C】は,「Rocket Boys」をもmとに1999年に映画化された「October Sky」から抜き出されたシーンを平易に書き直したものです。これらのシーンが教科書のどの部分のことを指しているか,セリフを読んで確認します。(枠外右下に教科書の内容と一致する部分を目安として記載しています。)
 セリフの内容によって,教科書のほかの部分にあてはまることもありますが,この活動は正答するのではなく,「なぜこのセリフが教科書のその部分と一致していると思うか」を説明できることが大切であることを念頭に活動を進めましょう。

■題材解説ロケット開発の始まり

 世界初のロケットは,中国の宋代に発明された「火箭(かせん)」とされています。これは矢に火薬を詰めた筒を取りつけ,点火して発射するもので,軍事用途の兵器として使用され,12世紀にはモンゴル,13世紀にはヨーロッパにも伝わったとされています。
 近代ロケットの発明は20世紀初頭に大きく進展し,ロシアの科学者コンスタンチン・ツィオルコフスキーがロケット技術の理論を発表し,宇宙旅行が可能であることを示しました。また,1926年にアメリカのロバート・ゴダードが,世界初の液体燃料ロケットの打ち上げに成功し,宇宙探査の基礎をつくりました。
 そして,1942年にドイツのヴェルナー・フォン・ブラウンがV2ロケットを開発したことでロケット技術は急速に発展しました。1957年には旧ソ連がスプートニク1号を打ち上げ,世界初の人工衛星を軌道に乗せ,西側諸国に衝撃を与える「スプートニク・ショック」を引き起こしました。翌年,アメリカも人工衛星「エクスプローラー1合」の打ち上げに成功しました。
 1961年には旧ソ連がボストーク宇宙線を打ち上げ,地球を一周しました。このとき,宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンが言った「地球は青かった」という言葉は,世界中に広まりました。同年,アメリカの宇宙飛行士アラン・シェパードが最初のアメリカ人として宇宙に飛び立ち,さらに1969年には,アメリカのアポロ11号が月面に着陸し,ニール・アームストロングが人類初の月面歩行を果たしました。
 その後,旧ソ連は宇宙ステーションの開発を進め,アメリカは宇宙往還機「スペースシャトル」の運航を開始しました。そして,国際宇宙ステーション(ISS)の完成により,宇宙開発は着実に進展し続けています。

【Let's Read 3】
Rocket Boys
(教科書p.103〜104)

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