中学生エデュフル

高校入試分析

宇宙を観る ―太陽と恒星の動き―

理科 3年生 2023/11/7

 「宇宙を観る」の学習目標の1つは,太陽の1日の動きと地球の自転を関連づけて考えることです。また,季節による太陽の動きの変化を知ることも重要となってきます。
 季節ごとの太陽や星座の動きの変化が,地球の公転や地軸の傾きとどのように関連しているかまで理解できれば,この単元の学習目標はほぼ達成できたと考えてよいのではないでしょうか。
 そこで今回は,太陽の日周運動と年周運動の2つの内容が盛り込まれた少し難易度の高い問題を紹介します。

〔出典〕2023年度・徳島県公立高

 地点Xは,太陽の光が当たっている地域と当たっていない地域の境目にあるので,朝か夕方であることは,多くの受験生が理解していることでしょう。しかし,それに加えて太陽の見かけの動きが東から西であることをもとに朝か夕方かを判断しなければなりません。
 さらに,6月と12月の日の出や日の入りの時刻まで把握していなければ解けない問題となっています。
 受験生にとって難易度が高めの問題となっていますが,太陽の日周運動と年周運動の両方が盛り込まれたこの単元の総復習にはもってこいの良問ではないでしょうか。
 単元をすべて学習した後や,入試前に力試しとしてぜひ取り組んでほしい問題です。

問題提供:株式会社 英俊社

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