授業のワンポイント
直線と平面の位置関係
数学 1年生 2024/12/24
■直線と平面の位置関係
2直線の場合と同じように,共有点に着目してみていくと,次の3つの場合に分類されます。
・共有点がある → 交わる(1点で交わる)
・共有点がない → 交わらない(平行である)
・共有点が無数にある → 直線は平面上にある

■直線と平面の垂直
直線と平面が交わるときの特別な場合として,「直線と平面の垂直」を考えることができるようにします。
「直線が平面のどちら向きにも傾いていない状態」という直感的なとらえ方をもとに,直線が「点Aを通る平面P上のすべての直線と垂直である」という理解に導きます。
身近な例として,部屋のドアと床の関係を取り上げ,ドアABCDの辺BCを床面にそって自由に動かし,辺ABが床の上のすべての直線BCと垂直であることに気づかせるとよいでしょう。

実際に「すべての直線と垂直である」ことを確かめることは不可能なので,教科書p.192の写真で示したように「交点Aを通る平面P上の2つの直線」について調べればよいことを知らせます。

鉛筆,机,三角定規を使って,「交点Aを通る平面P上の2つの直線」を調べるとよい。
[6章]空間図形
1節 立体と空間図形(教科書p.178〜199)
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