中学生エデュフル

高校入試分析

光・音・力による現象 ―光による現象―

理科 1年生 2020/11/10

 「光・音・力による現象」の単元で,光による現象の問題では,凸レンズに関する問題がよく出題されているので,しっかりと対策をしている子どもたちも多いですね。一方で,反射に関する問題の中で,鏡にうつる像やそのときの光の道筋についての問題は比較的対策が抜けがちです。全体的な出題の割合が少ないことも理由の1つかもしれません。公立入試では思考が必要なやや難しい問題が多く出題されています。反射という現象を根本からしっかりと理解しておかなければなりません。

〔出典〕2020年度・鹿児島県公立高

 まず,後頭部Qの手鏡による虚像Q′がどこにできるかを確認します。像の位置が決まれば,光の進む道筋はおのずと決まります。次に,Q′の洗面台の鏡による虚像Q″がどこにできるかを確認します。同じ様に,像の位置が決まれば,光の道筋も決まります。鏡による虚像は鏡に関して物体と対称な位置にできることをしっかりと押さえて,ひとつひとつゆっくり考えれば決して難しくはない問題ですが,なかなか理解をしてもらえないのが現実ですね。なにせ,鏡の向こうのアリスの世界ですからね。

問題提供:株式会社 英俊社

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