中学生エデュフル

授業のワンポイント

体調は?/日本の習慣やマナーを伝えよう

英語 2年生 2025/12/16

■Key Expressions の解説p.105

 この単元では,体調をたずねてアドバイスをする表現や,自分の体調を説明する表現の意味や使い方を学習します。

(例)
@ What's wrong?
 (どうしたのですか。)
A I feel sick.
 (気分が悪いです。)
B You should see a doctor.
 (お医者さんにみてもらったほうがいいですよ。)

〔形式〕
@の What's wrong? は What is wrong? の略。
Aの I feel sick. は「主語+動詞+補語」の文構造。
Bの You should see a doctor. は「主語+助動詞+動詞+目的語」の文構造。

〔機能と意味〕
・@の What's wrong? は「どうかしましたか。」という意味。具合の悪そうな相手に体調を尋ねる機能があります。
・Aは@に対する応答。具合が悪いときの表現です。
・BはAに対する助言。助動詞 should は「〜すべきである」という義務・当然の意味を表しますが,Bのように You を主語にすると「(あなたは)〜したほうがよい」という意味になり,助言や忠告を表す機能があります。

■題材導入とListening 活動Step 1(p.105)

(1)まず,教師とALT が体調をたずねるやり取りをデモンストレーションします。生徒は閉本状態で,デモンストレーションを見ます。スライドを使用せず,リスニングのみで見せてもよいでしょう。

〔会話例〕
T: Today, we will learn how to ask a friend about their health condition.
  First, please listen to our demo conversation.
(ALTは具合が悪そうな様子を演技します。)
ALT: Umm....
T: Oh, Sam!
(ここまでアドリブ。以降は,アドリブを挟みながら,教科書p.105のモデル会話を読み上げます。また,PPT1枚目を提示します。)
T: You don't look well.
  What's wrong?
ALT: I feel sick.
(PPT2枚目を提示します。)
T: That's too bad.
  You should see a doctor.
(PPT 3枚目を提示します。)
ALT: OK. I'll go home now.
T: Take care! ...
  “The next day.”
  How do you feel today?
ALT: Much better, thanks.
(PPT4枚目を提示します。)
T: That's good.


(2)やり取りの内容について Q&A を行います。
・PPT のスライドを再度提示しながら質問するとよいでしょう。

〔会話例〕
T: Now, class, please answer my questions.
  Question 1. How did Sam feel?
S2: Sick.
T: Good. Question 2.
  What was Erika's advice for Sam?
S3: See a doctor.
T: All right. Question 3.
  How did Sam feel on the next day?
S4: Much better.
T: Exactly. Now, let's check out today's topic and expressions.
  Open your textbook to page 105.

■WriteStep 2(p.108)

【活動の手順】
(1)Step 1で読み取ったことをもとに,自分だったらどのようなことをアドバイスするかを考えます。

(2)Tool Boxの場面ごとのアドバイスも参考にしましょう。

(3)オーストラリアの生徒が,自分の家にホームステイしたり,学校にやってきたりしたときのことを想像しながら,考えたアドバイスを表にメモします。その際,その理由も書けるとよいでしょう。

(4)ペアやグループでメモに書いてあることを共有し,お互いにさらに追加できることはないかなど,アドバイスをし合います。


【留意事項】
 メモはこの後のStep 3の活動がやりやすいように,英語で書くことを促しますが,生徒の実態に応じて柔軟に対応しましょう。

■ブレストStep 2(p.108)

 紹介したい具体的な習慣またはマナーとアドバイスを決めますが,オーストラリアとは異なるものを選ぶことになるので,
必要に応じてタブレット端末で調べましょう。いくつかアイデアを書き出した上でどれがよいかを判断します。

[留意点]
・「2. Oral Introduction」で,紹介したい習慣やマナーがいくつか挙げられていますが,ブレインストーミング(ブレスト)を行い,その他にも紹介したい習慣やマナーおよびそれに関連することを書き出させましょう。ただし,日本とオーストラリアの違いについてそれほど知識があるわけではないと思われるので,タブレット端末等で調べてもよいでしょう。Sho は場面を2つ挙げていますが,生徒の状況によっては1つでもよいこことします。

・ブレストでの書き込みは教科書にではなく,ハンドアウトを用意して広いスペースに書かせるようにします。マッピング等の思考ツールを活用するとよいでしょう。

・最後に,書き出したものを整理したり優先順位をつけたりして,書く内容と構成を決めます。

・自由にタブレット端末を使ったりクラスメートに相談したりできるようにしましょう。

・生徒にとって正しい英文を言うのは難しいので,教師がサポートしながら発話させたり,日本語で話させたりしましょう。

【Let's Talk 5】体調は?
【Let's Write 2】日本の習慣やマナーを伝えよう
(教科書p.105〜108)

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