授業のワンポイント
金属の酸化や還元
■硫黄による鉄の変化を確かめる実験
実験3「鉄と硫黄の混合物を加熱したときの変化」では、既習事項である、水素と酸素の混合気体に点火すると化学変化が生じ、水ができるということと同様に、鉄と硫黄の混合物を加熱した場合にも化学反応が起きて互いに結びつき、別の物質ができるということを生徒に見いださせるのがねらいです。
実験3を行う前に、鉄と硫黄が接しているところで変化が起こっているということを確認させます。まず、硫黄に水を加えて乳鉢で練り、鉄板は中性洗剤で洗った後、紙やすりで表面をみがきます。洗った鉄板に厚紙を置き、その上に先ほどの硫黄をのせます。厚紙をとり外し、3日ほど経過した後、硫黄をとり除きます。
硫黄をとり除いたとき、鉄板と硫黄が触れ合っていた部分はどのように変化したのかについて、生徒に考えさせます。

■鉄と硫黄の混合物を加熱したときの変化
乳ばちで2つの物質を混合した後、薬包紙を用いて試験管に移し替え、バーナー等で熱します。反応が始まり、混合物が赤くなったら加熱をやめ、よく観察するよう指導しておきます。
試験管の底を加熱すると、硫黄が先にとけて黒褐色で粘性のある硫黄が底にたまり、反応が進みにくいので、加熱する位置は事前にしっかり指示をしておきましょう。また、試験管の口は人のいない方向に向けさせ、のぞきこまないように注意させましょう。試験管ばさみは、試験管をはさんでいる部分の反対側に親指を入れ、試験管ばさみが開かないようにする持ち方も指導しておきます。

[物質]化学変化と原子・分子
3章 さまざまな化学変化(教科書p.172〜188)
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