中学生エデュフル

授業のワンポイント

目的地までの行き方/疑問詞

英語 1年生 2025/6/24

■Step 2 / Writep.62

 Step 1の Hina と Jin による理想の学校生活についての会話を参考に,自分にとっての学校生活を考え,表に書き込みます。

〔活動の手順〕
(1) Step 1 を参考に,それぞれが自分の理想の学校生活について考えます。
(2) ヒントとして教科書p.62「Tool Box」のほか,巻末の「Word Box」p.142「13 学校生活」,p.144「19 毎日の習慣」を参考にするよう伝えましょう。

〔留意事項〕
(1) それぞれが表に書き込んだ語の発音やアクセントについて,確認しておくよう伝えます。
(2) Step 3 に進む前に,自分の質問をスムーズに言えるよう声に出して練習しておきます。

■Key Expressions の解説p.63

(例)
@ How can I get to the library?
(図書室へはどのように行けばいいですか。)

A ― Go up the stairs and turn left.
 It's next to the science room.
( ― 階段を上がって左に曲がってください。
 それは理科室の隣にあります。)

〔形式〕
・@は疑問副詞 how を用いた疑問文の文構造。語順は「How +助動詞+主語+動詞?」。
・Aの Go up 〜 で始まる文は命令文。相手に対して言っているので,主語の You は省略。
・Aの It's 〜 で始まる文は「主語+ be 動詞」の肯定文(平叙文)。

〔機能と意味〕
・@の How can + 〜(主語)+動詞 ...? は「〜はどのように…したらいいですか/〜が…するにはどうしたらいいですか。」という意味を表します。何かをする方法や手段を教えてもらう表現で,依頼の機能があります。
・@は「図書室へはどのように行けばいいですか。」という意味で,道案内を依頼しています。
・Aの Go up 〜 で始まる文は,「〜しなさい/〜してください」という意味の命令文。命令文は指示や依頼をする機能があります。
・Aの It's 〜 で始まる文は,事実や情報を相手に伝える機能があります。ここでは目的地への行き方と位置を説明しています。

■Writing & Speaking 活動Step 3(p.63)

(1) 教師と生徒のデモンストレーションを通して,意識を自分の学校に移します。

【会話例】
T: Well, let's do this in reality.
  At our school, we have the first floor, and ...?
S1: Second, third, and fourth.
T: Good. Listen.
  I'm new here, and I want to go to the art room.
  I don't know where the art room is.
  How do I get there? Please help me!
S2: It's on the fourth floor.
  Go up the stairs and turn right.
  It's next to the restroom.
T: Wow! Thank you very much!
S2: You're welcome.
※必要に応じて,教科書p.142「Word box」12 を用いて,教室名の言い方を確認します。

【発話例】
T: Please turn to page 142 in your textbook.
  Look at the Word Box 12.
  There are some important words for Step 3.
  Please repeat after me.

(2) ワークシートを配布し,ペアでスキットを作成します。できあがったら,読む練習をします。
※ワークシートは,選択式と自由記述式の2通りあります。状況に合わせて活用しましょう。

(3) 4人のグループになり,ペアで作ったスキットをお互いに発表し合います。

(4) 4人のグループになり,ペアで作ったスキットをお互いに発表し合います。時間に余裕があれば,クラス全体で何組かのスキットを共有しましょう。

(5) 即興でのスピーキングに挑戦します。クラス内で相手を見つけて,ジャンケンで勝ったほうが最初に聞き役,負けたほうが案内役として会話をします。その後,役割を交代して会話をします。

■補足/階の表現イギリス英語とアメリカ英語の違い

 イギリス英語とアメリカ英語では,階の表現方法に違いがあります。
 アメリカ英語では「1階」は「first floor」といいますが,イギリス英語では「ground floor」といい,2階が「first floor」,3階が「second floor」となります。そのため,エレベーターに乗ると,1階に該当する階が「G」と表示されていることがあり,慣れていないと戸惑うことがあります。また,地下は「basement」といい,エレベーターでは日本と同様に「B」で表します。

【Think & Speak】
理想の学校生活を考えよう
【Let's Talk 2】
校舎の案内
【Focus on Form 4】
疑問詞(2) where / what time / when
(教科書p.62〜64)

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