授業のワンポイント
負の数をかける,正の数・負の数でわる
数学 1年生 2025/4/15
■負の数に負の数をかけること
かける数を,
3,2,1,0,−1,−2,−3,……
のように1ずつ減らしていき,積の値の変化に着目させます。
このとき,
(+2)×0=0
は,すでに知っている計算であったのとは異なり,
(−2)×0=0
は,ここではじめて考える計算です。
したがって,かける数が1から0に変わるところから,「積が2ずつ大きくなっていく」という規則を使いはじめることになるので,注意が必要です。
■正の数・負の数でわること
除法が乗法の逆算であることは小学校で扱っているので,この考えを負の数をふくむ場合にまで広げることになります。
ここでは,負の数÷正の数,正の数÷負の数,負の数÷負の数の3つの場合について,次の図のような流れを,理解させましょう。

■負の符号の位置
わり算の計算の答えを,分子や分母に負の符号を残して答える生徒がいるかもしれません。その場合は,教科書p.37のまとめにつながるように符号を前に出して答えるように指導しましょう。

符号を前に出すよう指導する。
[1章]正の数・負の数
2節 正の数・負の数の計算
2 正の数・負の数の乗法,除法(教科書p.33〜41)
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