中学生エデュフル

高校入試分析

化学変化とイオン ―電池とイオン―

理科 3年生 2022/5/17

 「化学変化とイオン」の学習目標には,実験を通して,金属によってイオンへのなりやすさが異なることを理解することや,電池の基本的な仕組みを理解することがありますね。
 今回は,複数の異なる種類の金属板と電解質水溶液を使って電池をつくる実験を通して,金属によってイオンへのなりやすさが異なることを理解しているかを問う問題を紹介します。

〔出典〕2021年度・富山県公立高

 うすい塩酸の入ったビーカーに,銅板,亜鉛板,マグネシウムリボンを組み合わせて入れて電池をつくり,同じ種類の金属では電流が流れないことや,金属板の組み合わせによって同じ金属でも極が変わる場合があることを確認する実験についての問題ですね。
 金属板と電解質水溶液を使った電池を題材にした問題はこの単元の頻出問題ですし,イオン化傾向の考え方を理解しておくことが高校化学の学習へのかけ橋となることでしょう。そのため,単元学習の最後にぜひチャレンジしておいてほしい問題です。
 このような問題を通して,銅,亜鉛,マグネシウムのイオンへのなりやすさの順番は覚えておいてほしいものです。

問題提供:株式会社 英俊社

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